こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
民間療法をスタートすると「好転反応」で悪化するとよく言われていますよね。
しかし、私は「好転反応」で悪化した事は一度もありません。
それはなぜでしょうか?
今回は、温泉湯治で説明されている「好転反応」についてお伝えしていきます。
温泉湯治の好転反応について
アトピーの民間療法をはじめると「好転反応」があると説明を受ける場合がほとんどです。
好転反応とは、身体が回復する過程で一時的に状態が悪化する反応のことです。
それでは、温泉湯治にはどのような好転反応があるのでしょうか?
温泉湯治の好転反応は「湯あたり」と呼ばれています。
そして、湯あたりには、下記のような症状があります。
・全身のだるさ・疲労感・眠気
・頭痛・めまい・ふらつき
・肌のかゆみ・発疹・炎症の悪化
・微熱・下痢・発汗・頻尿
なぜ、湯あたりがでるのかと言えば、温泉湯治は身体にかかる負担が非常に大きいからです。
その負担に身体が耐えられなかった時に、上記のような症状がでます。
ただ、ほとんどの場合は、数日で身体が慣れますので、長期間続くことはありません。
アトピーの温泉湯治で好転反応はでるの?
私は20代の頃に、自宅温泉湯治を2年間行いました。
温泉湯治をはじめる前に、皮膚が悪化した後に、アトピーの症状が消えていくという説明を受けました。
それでは、私はアトピーの症状が大幅に悪化したのでしょうか?
私は温泉湯治をスタートする前までは、ほぼ寝たきりに近い状態までアトピーの症状が悪化していました。
しかし、実際に温泉湯治をはじめてみると、私の場合は皮膚の状態が悪化することなく、どんどんと痒みがなくなっていき、半年もしないうちに、社会生活ができるほどまで、皮膚が綺麗になっていったのです。
私の場合は、温泉湯治で「好転反応」がでなかったのです。
その理由は、温泉に身体が慣れるまでの一週間は、入る時間を短くするようにアドバイスを受けていたため、その通りに入浴をしていたからです。
そして、もう1つの理由は、ステロイド剤をほとんど使用してこなかったからです。
悪化する原因は温泉湯治が原因ではない。
温泉湯治をされた方の悪化した症状写真の中には、直視できないほどの悪化した写真が多いですよね。
それでは、その写真は「温泉湯治」をした事によって、悪化したのでしょうか?
実は、ほとんどの場合が違います。
最初の1週間で悪化する場合があるのは、湯あたりと呼ばれている「好転反応」によるものです。
しかし、温泉湯治でアトピーが悪化した写真のほとんどは、湯あたりで悪化しているのではありません。
温泉湯治をした事によって悪化したと勘違いされてしまいがちですが、実は、ステロイド剤を辞めたことによって、悪化しただけなのです。
温泉湯治をしなくても、ステロイド剤を辞めると、どんどんと皮膚は悪化していきます。
その理由は、ステロイド剤は、緊急時のために蓄えている体内のエネルギーを使って、皮膚の状態を治す薬だからです。
つまり、ステロイド剤は体内の貯金を使って皮膚を治しているのです。
しかし、ステロイド剤の使用を辞めると、緊急用のエネルギーは使用されなくなります。
すると、体内へのエネルギー供給は突然なくなってしまいます。
その結果、皮膚を治す事ができなくなってしまい、皮膚が悪化していくのです。
温泉湯治の好転反応が原因でアトピーが悪化している訳ではないのです。
私のように、ステロイド剤をほとんど使用してこなかった方が温泉湯治を行った場合、「好転反応」と呼ばれる悪化がほとんどでることがありません。
その理由は、温泉湯治を行う事で身体が温まるため、体温を上げるために使っていたエネルギーを節約することができるためです。
そして、節約したエネルギーを皮膚の改善に使うことができるようになるからです。
逆に、ステロイド剤を使ってきた方の場合、緊急用に蓄えてきたエネルギーが激減しています。
特に、長期間、ステロイド剤を使用してきた方の場合は、ステロイド剤を塗っても効かないほど、エネルギーが枯渇している場合がほとんどです。
その場合は、温泉湯治で体内のエネルギーを節約しても、そのエネルギーは、ステロイド剤で使用した緊急用のエネルギーの借金の返済に使われていきます。
そして、借金の返済が終わるまでは、温泉湯治を頑張っても、節約したエネルギーが皮膚の改善に使われる事がありません。
ステロイド剤の使用期間が長ければ長いほど、緊急用のエネルギー残量は減っているため、その借金の返済に時間がかかり、アトピーの症状がなかなか改善しないのです。
温泉湯治でアトピーが完治しない場合があるのはなぜ?
ステロイド剤を使っていない場合は、温泉湯治でどんどんとアトピーの症状が改善していきます。
その理由は、繰り返しになりますが、身体が温まる事で体温を上げるために使っていたエネルギーが節約できるため、その節約したエネルギーを皮膚の改善に使う事ができるからです。
逆に、ステロイド剤を使っていた場合は、体内の緊急用のエネルギーをかなり消費していますので、その緊急用のエネルギーが元のレベルに戻るまでは、皮膚の改善にほとんどエネルギーは使われません。
緊急用のエネルギーが元のレベルに戻れば、皮膚の改善が始まります。
ステロイド剤の使用期間が長ければ長いほど、皮膚が悪化した状態が続くのはそのためです。
しかし、温泉湯治をしても、完治するとは限りません。
私は温泉湯治を2年間行いましたが、8割までしか改善しませんでした。
ステロイド剤をほとんど使用していなかったにも関わらず、アトピーが完治できなかったのです。
これは、私だけではありません。
温泉湯治をすることで、時間をかければアトピーは改善しますが、改善が途中で止まってしまい、完治しない方は、一定の割合で存在するのです。
それではなぜ、温泉湯治で完治できない場合があるのでしょうか?
その理由は「アトピーの原因」が足を引っ張っているからです。
アトピーの原因は「身体が冷えている」ことではありません。
「身体が冷えている原因」がアトピーの根本的な原因なのです。
その冷えている原因とは、体温を維持できなくなるほど、体内のエネルギー残量が減っている事です。
身体を温めることで、エネルギーを節約することは可能です。
しかし、アトピーの原因が足を引っ張っているため、せっかくエネルギーを節約しても、エネルギー残量がなかなか増えていかないのです。
つまり、温泉湯治は、食事療法などと同じで「対症療法」に過ぎないのです。
アトピーの根本的な原因を取り除かない限りは、本当のアトピーの完治は難しいのです。
本日も記事を読んで下さって、本当にありがとうございました。
次回は「食事療法と原因療法の違い:お菓子を食べ続けてもアトピーが再発しない理由」をお届けしますので、楽しみにしていて下さいね。



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