アトピー性皮膚炎の有病率が高い国は?

アトピー性皮膚炎の有病率の高い国と低い国

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

アトピーは日本特有の病気ではありません。
アメリカでもアトピーを発症する方はたくさんいます。

このページでは「世界のアトピー有病率」のデータをご紹介致します。

2017年の世界のアトピー有病率

この記事でご紹介するデータは、下記のサイトから引用致しました。

引用元:The global burden of atopic dermatitis: lessons from the Global Burden of Disease Study 1990–2017
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bjd.19580

The global age-standardized prevalence of atopic dermatitis in all individuals per 100 000 persons. Blue areas indicate low prevalence and red areas indicate high prevalence.
Sources:Global Burden of Disease project 2017 data, Institute for Health Metrics and Evaluation, University of Washington, Seattle, WA, USA.

アトピー性皮膚炎の年齢標準化有病率(10万人あたり)。青い部分は低い有病率、赤い部分は高い有病率を示している。
出典:世界疾病負担プロジェクト2017年データ, ワシントン大学ヘルスメトリクス評価研究所, 米国ワシントン州シアトル市。

世界のアトピーのデータ

Of the 195 countries, the five with the highest age-standardized DALY rates per 100 000 persons related to AD in 2017 were Sweden (327, 95% UI 178–547), the UK (284, 155–478), Iceland (277, 149–465), Finland (264, 144–443) and Denmark (255, 137–424). The five countries with the lowest age-standardized DALY rates due to AD in 2017 were Uzbekistan (85·1, 95% UI 45·2–144), Armenia (85·1, 45·8–143), Tajikistan (85·1, 46·1–143), China (82·1, 44·2–138) and Kazakhstan (80·9, 43·6–136).

195カ国のうち、2017年にアトピー性皮膚炎に関連する10万人あたりの年齢標準化生涯有病率が最も高かったのは、スウェーデン(327、95%UI 178-547)、イギリス(284、155-478)、アイスランド(277、149-465)、フィンランド(264、144-443)およびデンマーク(255、137-424)の5カ国であった。2017年にアトピー性皮膚炎による年齢標準化生涯有病率が最も低かった5カ国は、ウズベキスタン(85-1、95%UI 45-2-144)、アルメニア(85-1、45-8-143)、タジキスタン(85-1、46-1-143)、中国(82-1、44-2-138)、カザフスタン(80-9、43-6-136)だった。

アトピー性皮膚炎の有病率が高い国は?

今回ご紹介したデータでは、2017年のアトピーの有病率が高い国と低い国のトップ5は、下記の国になります。

ランキング 有病率が高い国 有病率が低い国
1位 スウェーデン ウズベキスタン
2位 イギリス アルメニア
3位 アイスランド タジキスタン
4位 フィンランド 中国
5位 デンマーク カザフスタン

このデータから分かる通り、アトピーの有病率が高い国は、北欧を中心としたヨーロッパの国になります。

逆に、アトピーの有病率が低い国は、中央アジアの国が中心になります。

なお、このデータでは、中国はアトピーの有病率が低い国になっています。
しかし、経済発展と共に、都市部を中心にアトピーの発症率が上がっていますので、現在はトップ5から脱落している可能性が高いと考えられます。

地図で黄色やオレンジ色、赤色の国を見ると分かりますが、有病率が高い国は先進国に多いです。
逆に、有病率が低い国は、発展途上国の国になります。

今回のデータから、アトピーの発症率は、経済発展と密接な関係がある事が分かります。

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日本や世界のアトピーのデータ

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