ワセリンを塗ると悪化する理由

ワセリンを塗ると悪化する理由

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

お医者様をはじめ、保湿剤に「ワセリン」を勧めている方は多いですよね。
しかし、実際に「ワセリン」を塗ると、悪化する場合もあります。

なぜ「ワセリン」を塗ると悪化するのでしょうか?

このページでは「ワセリンを塗ると悪化する理由」についてお伝えしていきます。

「ワセリン」について

「ワセリン」の原材料はご存じでしょうか?
答えは「石油」です。

「石油」でできた保湿剤と聞けば、それだけで良くないイメージがありますよね。
しかし、お医者様でもワセリンをお勧めしている理由は「安全性」です。

ワセリンには副作用もアレルギーの心配もほとんどないと言われています。
ただ、精製度が低いワセリンもあるため、純度の高い「白色ワセリン」を使う必要があります。

「ワセリン」は効果があるの?

私が「ワセリン」の効果について検証をした時は、アトピーの症状だけではなく、下記の症状写真のような「アカギレ」などもでていた時期がありました。
アトピーとあかぎれについて

そのため、乾燥している皮膚だけではなく、アカギレなどにも、ワセリンを塗ってみました。

アカギレは、乾燥すると本当に痛いです。
しかし、ワセリンを塗ったところ、乾燥による痛みはなくなりました。

また、乾燥している所に塗ると、皮膚を油で覆っているような感じになりますので、長時間、乾燥を防ぐことができます。
他の保湿剤の場合、数時間も効果は続きませんが、ワセリンの場合、数時間程度で効果が落ちることがありません。

そのため、ワセリンを塗ると、頻繁に塗り直しをする必要がなくなります。
確かに、お医者様がお勧めするだけの事はあり、ワセリンの保湿効果は高いのです。

ワセリン

「ワセリン」の問題点

ワセリンは皮膚を油で覆っているような感じですので、保湿効果は抜群に高いです。
しかし、しばらく使っていると、問題が発生してきました。

1点目・・・ワセリンを塗ると痒くなる事

純度の低いワセリンを塗ると、痒みがでる可能性がある事は分かっていましたので、一番純度が高そうな「白色ワセリン」の商品を購入しています。
そのため、痒みの原因がワセリンの純度が原因とは考えられません。

ワセリンの純度以外の原因について、インターネットで検索をしてみたところ、塗りすぎの場合は、皮膚に熱がこもってしまい、痒みがでる場合があるとのこと。

アトピーの症状がでている場合、入浴などで身体が温まると痒くなる場合が多いですが、ワセリンを塗った皮膚も熱がこもって、痒くなっているのかもしれません。

そのため、ワセリンを塗る量をかなり減らしてみました。
しかし、それでもワセリンを塗ると痒くなるのです。

また、熱がこもるほど長時間経っていないのに、痒くなることもありました。
この点から考えると、熱がこもったために痒くなっている訳ではなさそうです。

もちろん、症状がでていない所に塗っても痒くなることはないため、ワセリンにアレルギーがある訳ではありません。
そのため、ワセリンの成分が痒みを起こしている可能性が高いです。

2点目・・・痒くなった所を掻くと、皮膚が根こそぎなくなる事

ワセリンを塗ると、皮膚の表面だけではなく、皮膚の内部にもワセリンの油が浸透していきます。

そして、痒くなった時に、その部分を掻くと、皮膚の表面だけではなく、ワセリンが染みこんでいる部分の皮膚も一緒に、根こそぎ皮膚が取り除かれてしまうのです。

ワセリンを塗った部分を掻くと、皮膚のダメージが非常に大きいのです。

ワセリンを塗らなければ、皮膚の表面だけで済みますので、ワセリンを塗らない方が皮膚のダメージが少ないのです。

ワセリンを塗ると痒くなることが分かっても、しばらくの間は、塗り続けていましたが、ワセリンに身体が慣れて改善するということもなかったため、私はワセリンを塗ることを辞める事にしました。

私にとってワセリンを塗ることは、メリットよりもデメリットの方が多かったのです。

まとめ

ワセリンは安全性が高いと言われています。

しかし、いくら純度が高いワセリンを使ったとしても、私の場合は実際に痒くなりましたし、インターネットでワセリンについて検索をすると、私と同じように、ワセリンを塗ると痒くなる方がいることも分かります。

また、最初は痒くならなかった場合でも、塗り続けているうちに、痒くなってくる可能性もあります。
そのため、アトピーの症状がでている部分には「ワセリンは塗らない方がいい」というのが現在の私の考え方です。

ワセリンを塗って痒くなって掻くよりも、ワセリンを塗らない方が皮膚の悪化を防ぐことができるからです。

とは言え、アカギレがでている部分などは、何も塗らないと本当に痛いですよね。
また、アカギレができていなくても、皮膚の乾燥が原因で皮膚が痛くなったり、痒くなる場合もあります。

その場合は、痒くならない保湿剤を塗ればいいのです。
また、原材料を考えても、石油でできたものよりも、植物からできている保湿剤を使う方が皮膚に優しいような気がします。

保湿剤はワセリンだけではありません。
本当にたくさんの保湿剤があります。

ワセリンを塗って痒くなる場合でも、痒くならない保湿剤はたくさんありますので、自分に合う保湿剤を探してみて下さいね。

もちろん、保湿剤を塗っても、アトピーそのものの痒みは防ぐ事ができません。
あくまでも、乾燥による痛みや痒みを一時的に防ぐだけです。

ワセリンを塗って痒くならない方でも、アトピーの痒み自体が軽減できる訳ではありません。
ワセリンを塗る場合は、その点はしっかりと認識した上で使って下さいね。

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