こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
これから「体験談シリーズ」をスタートする事にしました。
私の体験談ではありません。
ブログなどで公開されているアトピー性皮膚炎の体験談になります。
第一回目は「温泉湯治」をご紹介いたします。
温泉湯治の体験談
今回は「ROSA」さんのブログから引用します。
1992年(小学5年生)に脱ステロイドし、自宅で温泉療法(日本オムバス)をしていました。私が自分の生活のなかで「主体的に」治療を始めたのは、小学5年の温泉療法でした。1日2時間以上の温泉療法。ご飯、勉強など自宅ですることは、全てお風呂でやっていました。一緒に脱ステロイドした5つ下の弟は温泉療法でかなり改善しましたが、私は一向によくなりませんでした。
引用:アトピー治療記vol.1ー長いアトピー治療の始まり
https://ameblo.jp/x-artoflife-x/entry-12434134311.html
この体験談に書いてある通り、ROSAさんの弟さんは、温泉湯治をすることで、かなり改善しました。
しかし、ROSAさんのように、少数ですが、良くならない方もいます。
この体験談をご紹介した理由は、良くならない方も中にはいるという事をみなさんにご紹介するためです。
温泉湯治で改善する人としない人の違い
私も温泉湯治を約2年間行っています。
私自身は温泉湯治で8割改善しました。
改善しなかった残りの2割は、転地療法で完治しています。
さらに、アトピー性皮膚炎が完治してからは、以前、お世話になった温泉療法の会社に就職し、4年間勤めました。
そのため、温泉湯治に関しては、データが頭の中に入っていますので、かなり詳しいと思います。
それでは、同じように温泉湯治を行っても、なぜROSAさんは改善せず、弟さんは大きく改善したのでしょうか?
その理由は、温泉湯治は食事療法と同じで対症療法だからです。
食事療法をしても、改善する方と改善しない方がいるのと同じです。
ただ、食事療法よりも、アトピーの改善率は非常に高いです。
私はその会社に勤めていたのでよく分かりますが、私の実体験と同じで、8割程度まではほとんどの方が改善していました。
それではなぜ、温泉湯治をすると改善するのでしょうか?
そのため、体内エネルギーを劇的に節約できるからです。
水道水の代わりに温泉を使うと、体温を高く維持する効果が非常に高いのです。
人間の身体は体温を維持するために、大量のエネルギーを使っています。
これは、冬にエアコンで室温を維持するために、電気代がたくさん必要なのと同じです。
1日3回、合計2時間ほど温泉に入っていれば、体温を維持するためのエネルギーを大きく節約することができます。
そして、その節約したエネルギーを皮膚の改善に回すことができるため、皮膚の状態がどんどんと改善していくのです。
それではなぜ、残りの2割が改善せずに残ってしまう場合があるのでしょうか?
その理由は、アトピー性皮膚炎の原因がそのまま残っているからです。
アトピー性皮膚炎の原因は「身体が冷えている事」ではありません。
体内のエネルギー残量が減っているため、エネルギー不足で身体が冷えているのです。
「身体が冷えている事」は結果であり、原因ではないのです。
つまり、温泉湯治は「対症療法」に過ぎないのです。
ROSAさんは、アトピー性皮膚炎の原因を取り除くことができなかったため、あまり改善しなかったのです。
逆に、弟さんは、温泉湯治を行いながら、原因も一緒に取り除いていたから、大きく改善できたのです。
ちなみに、原因療法を行いながら、温泉湯治をすれば、最短で綺麗な皮膚を取り除く事ができると思います。
原因療法を行いたい方は、下記の記事を読んでみて下さいね。
【お知らせ】電子書籍「原因療法のすべて」の内容を一足早くお伝えします。
「体験談シリーズ」について
私はアトピー研究のために、たくさんのホームページやブログなどで体験談を読んできました。
しかし、後で読もうと思っていたところ、そのページが消えてしまっていて、読めなくなっている事が何度もありました。
今年に入ってからは、ぷららなど、プロバイダーのホームページサービスがどんどんと終了しています。
そのため、ホームページやブログで現在読むことができるアトピー性皮膚炎の貴重な体験談も、これからどんどんと消えていくと思います。
インターネット上で読める体験談は、いつ消えてもおかしくないのです。
そのため、私のブログで「引用」という形で残しておくことにしました。
これからは、アトピー性皮膚炎の体験談を、私の解説と共に、たくさんご紹介していこうと思いますので、楽しみにしていて下さいね。
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