「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因なの?

「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因なの?

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

このページでは「「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因なの?」という質問にお答えしていきます。

「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因なの?

一般的に、アトピーの症状がある方は「汗をかきにくい体質」の方が多いと言われています。
そして、「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因と主張されている方もいます。

それでは「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因なのでしょうか?

私は今は「汗かき」ですが、実は23歳までは「汗をかきにくい体質」でした。
夏でも、あまり汗をかかなかったのです。

しかし、次の項目で詳しくお伝えしますが、あるきっかけで「汗かき」になりました。
今まで汗をかかなかったことが信じられないほど、夏になると、汗だくになってしまうほどです。

「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因ならば、「汗かき」になれば、アトピーは完治するはずですよね。

しかし、残念ながら、「汗かき」になっても、私のアトピーは完治することはありませんでした。
「汗をかきにくい体質」がアトピーの原因ではなかったのです。

また、「汗がでにくい体質」の時でも、アトピーの症状がでていない時もありました。
「汗がでにくい体質」がアトピーの原因なら、汗がでにくい体質の時は、常に症状がでている事になりますが、そうでもないのです。

その事を考えても、「汗をかきにくい体質」とアトピーは関係ないといえます。

ちなみに、「汗かき」になりたい場合は、誰でも「汗かき」になることができます。
「汗をかかないといけない状況」に身体が追い込まれると、汗をかかないといけないため、アトピーの方でも「汗かき」になるのです。

しかし、アトピーの方は「汗をかかないといけない状況」に身体が追い込まれていない場合が多いです。
そのため、「汗をかきにくい体質」と言われてしまうのです。

私が「汗かき」になった理由

汗をかきにくい体質の人が汗かきになる事はできるのでしょうか?

私は本当に汗をかかない人間でしたが、汗かきになりました。
その体験をここでお伝えしたいと思います。

これまで「汗かき」になった体験は2回しています。
1回目は温泉湯治をした時です。

温泉湯治をしていた時、入浴をしていた温度は、私にとっては快適な温度とは言えず、高めの温度設定でした。
そのため、長時間、入浴をしていると、暑くて本当に苦しかったです。

しかし、私は暑さを我慢して入っていたため、体内の熱を逃さないといけなくなったため、汗腺が発達して、汗かきになったのだと思います。

暑さを我慢することなく、しんどくなれば、すぐにお風呂から上がっていれば、汗腺を発達させる必要がないため、汗かきにはならなかったと思います。

そして、2回目は、スピンバイクのジムに通い始めてから3年目の時です。
ジムに通い始めてから最初の2年間は、顔や額に汗をかくことはありませんでした。

しかし、3年目に入ってからは、顔や額からも汗をかくようになったのです。
そのため、運動をしていると、目にどんどんと汗が入ってきます。

今まではそのような事がなかったため、運動中に、顔や額の汗をぬぐわないといけなくなりました。

なぜ、運動を続けていると、顔や額まで汗かきになったのかと言えば、強度の高い運動をすることで、上昇する体温を逃すために汗腺が発達するからです。

苦しくない程度の運動をしていれば、体温もそれほど上がりません。
しかし、強度の高い運動をしていれば、体温の上昇に身体が耐えられなくなり、熱を体外に逃がさないといけなくなります。

そして、顔や額まで汗がでるようになったのは、運動強度を高めていた頃だったのです。

強度の高い運動に耐えられる身体になるために、汗腺がどんどんと発達していき、今までは汗をかきにくい部分だった顔や額からも、どんどんと汗がでるようになったのです。

運動の汗

 

なぜアトピーの方は汗をかきにくい方が多いの?

アトピーの方は夏でも汗をあまりかかない方も多いです。
実際に23歳までは私もそうでしたが、それはなぜでしょう?

一言で説明をすると「汗をかく必要性が低い」からです。
汗かきの方は、汗をかかないといけないために、汗をかいているのです。

例えば、太っている方は汗をよくかきます。
その理由は、体脂肪が多いため、体温が高く、熱が体内にこもりやすいからです。

痩せている方は、体脂肪が少なく、熱が体内にこもりにくいため、汗をかく必要性が低いため、それほど汗をかきません。

これと同じです。

アトピーの方は、身体の機能低下によって、体温が少し低くなっています。
スマートフォンで例えると「省エネモード」になっています。

パフォーマンスモードの場合、パワー全開で働きますが、その場合は発熱がかなりあります。
しかし、「省エネモード」の場合、パワーを抑えていますので、あまり発熱をしないのです。

詳しい説明は、また別記事でお伝えしますが、アトピーの方は、汗をかく必要性が低いため、汗をそれほどかかないのです。

しかし、アトピーの原因療法をすると、身体の機能低下が改善し、体温が少しずつ上がってきます。
すると、汗をかく必要性が高まってきます。

汗をかく必要性が高まってくると、汗腺が少しずつ発達してきます。
その結果、少しずつ「汗かき」に変わってきます。

つまり、アトピーの方が汗をかきにくいのは、身体の機能低下によって、汗をかく必要性が低くなっているからなのです。

汗をかく必要性が高まれば、アトピーの方も汗かきになりますので「汗をかきにくい体質」というのは、間違っているとも言えます。

アトピーの方が「汗かき」になる方法

上記でお伝えした通り、汗をかきにくい体質の方でも、汗かきになることができます。
汗かきになる方法は下記の2つです。

1つ目は少し高めの温度で入浴し、暑くて苦しくなっても、我慢をして入り続けること。
これは、入浴ではなく、サウナでも同じ効果があると思います。
もちろん、我慢のしすぎは禁物です。

もう一つは、強度の高い有酸素運動をすること。
苦しくなっても、すぐに辞めずに、頑張ることが大切です。

苦もなくできる範囲では、体内にこもる熱を逃す必要がないため、汗かきにはなりません。
汗かきになるには、汗をかかないといけない状況を作り出さないといけないのです。

汗かきになるための期間は個人差があると思いますが、数ヶ月もあれば、汗かきになることができると思います。

ただ、「汗かき」になったから、アトピーが治るのか?
というとそうではありません。

私は「汗かき」になりましたが、温泉湯治だけではアトピーは完治していません。
また、ジムに通って運動をしていても、アトピーは完治していません。

アトピーの方は「汗をかきにくい体質」であることは確かですが、それは、身体の機能が低下しているからであって、汗をかく必要性が高まれば「汗かき」になることができます。

「汗をかきにくい体質」はアトピーの原因と直接関係はありません。
そのため、「汗かき」になりたい方以外は、無理に「汗かき」になる必要はないのです。

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