夜型の生活をするとアトピーが悪化するの?

夜型の生活をするとアトピーが悪化するの?

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

「夜型の生活をすると、アトピーは悪化する」とよく言われていますよね。
それは、本当でしょうか?

このページでは「夜型の生活をするとアトピーが悪化するの?」という質問に対してお答えしていきたいと思います。

夜型の生活をするとアトピーが悪化するの?

ここでは「夜型」の生活とアトピーについて、私の体験を含めてお伝えしたいと思います。

私は18歳から21歳までの約3年間、夜勤のアルバイトをしていました。
深夜1時から朝の5時頃まで仕事をしていたのです。

理由は「時給が高い」からです。

ただ、夜勤のアルバイトをすることで、昼夜逆転した生活になってしまうため「アトピーが悪化するかもしれない。」という不安がありました。

しかし、その不安は的中することなく、2年間以上、夜勤のアルバイトをしても、アトピーが悪化することはなかったのです。
それどころか、夜勤をしていた時は、身体の調子も良かったのです。

その後、3年間の夜勤のアルバイトを辞めて、お昼のアルバイトを始めました。
夜に寝て、朝に起きるという生活に切り替えたのです。

しかし、なぜかその年の12月頃から、アトピーの症状が急激に悪化しはじめました。

人生で一番、アトピーの症状が悪化したのはその時でした。
ちょっと動いただけでも皮膚が痛むため、寝たきりになってしまったのです。

普通に考えると、夜勤をしている方がアトピーが悪化するはずです。
しかし、実際はそうではなかったのです。

ちなみに、夜勤をしている人でアトピーの方はいませんでした。
もし、夜勤をすることでアトピーが悪化するのなら、夜勤を長年している方は、アトピーになったり、アトピーの方の割合が多いはずですが、そのようなことはありませんでした。

逆に言えば、アトピーの症状がでているほとんどの方は、夜に寝て朝に起きる生活をしています。
夜型の生活をしていなくても、アトピーの症状がでているのです。

そのため、夜型の生活をすると、アトピーが悪化するというのは、正しいとはいえません。

私の場合は、アトピーが悪化するどころか、夜型の生活をしている時の方が肌の状態も良く、よく眠れて、体調が良かったくらいです。
ただ、夜型の生活をすることで、睡眠がとれていなかったり、睡眠が浅くなったりした場合は、アトピーが悪化します。

これは、朝型の生活をしていた場合でも同じです。
睡眠がしっかりとれていなければ、朝型の生活をしていても、アトピーは悪化するのです。

まとめると、夜型の生活は、アトピーの直接的な原因ではないのです。

夜型の生活

睡眠のゴールデンタイムについて

上記の項目で書いた通り、夜型の生活をしても、アトピーが悪化するとは限りません。
それではなぜ、夜型の生活をするとアトピーが悪化すると言われるようになったのでしょうか?

これは「睡眠のゴールデンタイム」が関係しています。

「22時から2時の間に、皮膚の再生を促す成長ホルモンがでるため、この時間に寝ていると、皮膚が綺麗になる」と信じられているからです。

しかし、実際の所は、そうではありません。

22時から2時の間に寝ていても、皮膚が悪化する人は悪化します。
22時から2時の間に寝ていなくても、治る人は治るのです。

また、私が幼稚園児や小学生の頃は、夜の9時頃には寝ていました。
しかし、アトピーの症状が強くでていた時期がありました。

幼稚園児や小学生の頃に、夜型の生活をしている人はほとんどいません。
また、「成長ホルモン」がたくさん分泌されている年代になります。

しかし、実際の所は、幼稚園児や小学生のアトピーの方は、一昔前と比べて、かなり増えています。
22時から2時の間に寝ている年代でも、アトピーになる人は増えているのです。

この事から「成長ホルモン」がたくさん分泌されていても、アトピーになる事が分かります。
つまり、「成長ホルモン」は、アトピーの直接的な原因ではありません。

そのため、夜型の生活をしているからアトピーになるというのは、正しくありません。
「夜型」と「朝型」の生活リズムは、アトピーの悪化とは因果関係がないのです。

そのため、「睡眠のゴールデンタイム」については、特に気にする必要はありません。
また、寝る時間帯よりも「熟睡」をする事の方が大切です。

毎日、皮膚の状態をチェックしていると分かりますが、睡眠の時間帯が変わっても、それほど皮膚の状態は変わりませんが、「熟睡」ができた時は皮膚の状態が良くなるからです。

まとめ

夜勤のお仕事をされている方の中には「アトピーを治すためには夜型の生活を辞めないといけない。」と書いてある本などを読んで、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事で書いた通り、私が夜勤の仕事をしていた時は、身体の調子もよく、アトピーも悪化しませんでしたが、昼の仕事に変えてから、アトピーが悪化したのです。

もちろん、夜勤の仕事をすることで、眠りが浅かったりするなど、睡眠に問題がある場合は、昼の仕事に変えた方がいいかもしれません。

しかし、夜勤の仕事をしていても、睡眠がしっかり取れていれば、アトピーを治すことができます。
その理由は「睡眠の時間帯」がアトピーの悪化の原因ではないからです。

また、夜勤の仕事をしていなくても、夜になると目が冴えてくるなど、夜型の人も多いと思います。
その場合でも、睡眠がしっかり取れていれば、生活リズムを変える必要はありません。

大切なことは、睡眠時間帯よりも「睡眠の質」です。
朝型に生活リズムを変えても、睡眠の質が悪化すれば、アトピーは悪化します。

夜勤の仕事をされている方や夜型の方は、是非、この記事を参考にしてみて下さいね。

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