こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
皆さんは「湿潤療法」をご存じでしょうか?
「湿潤療法」とは自然治癒力を上げて皮膚の回復を早める療法です。
それでは、湿潤療法でアトピーは改善するのでしょうか?
私は実際に試してみましたことがありますので、その体験談をこの記事ではご紹介致します。
「湿潤療法」とはどんな療法?
私が湿潤療法に興味を持ったのは、下記の本を読んだからです。
怪我をした場合、病院に行くとほとんどの場合、まず最初に消毒をします。
そして、ガーゼなどで傷をカバーする治療が行われます。
しかし、湿潤療法は違います。
上記の本の解説文から引用します。
ケガをしたら消毒して乾かす、が世間の常識。しかし実は消毒は「傷口に熱湯をかけるような行為」であり、傷は消毒せず乾燥させなければ、痛まず早くきれいに治るのである。今注目の「湿潤治療」を確立した医師が、理論や治療法を解説。なぜ大病院では痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われるのかを検証。さらに生物進化の過程を辿りつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する
つまり、消毒をしたり、乾燥させずに、傷口からでてくる「浸出液」を利用して傷口を治すのです。
なぜ怪我をすると浸出液がでてくるのかと言えば、傷を治すためです。
そのため、浸出液には、傷を治すための成分がたくさん含まれているのです。
そして、この本の中で「湿潤療法はアトピーにも有効」と書いてあり、ほとんどの患者さんは治っているそうです。
薬を使いませんので、もちろん、副作用はありません。
湿潤療法は「自然治癒力」を利用した療法なのです。
湿潤療法を自宅で行う方法
湿潤療法は病院に行かなくても、自宅で行う事ができます。
通常のバンドエイドよりも価格は高くなりますが、湿潤療法ができるバンドエイドが売っていますので、その商品を購入します。
バンドエイド キズパワーパッド プラス
ケアリーヴ 治す力 防水タイプ Lサイズ
そして、傷口を綺麗にしてから貼れば完了です。
大きな傷用の超大判の商品もあります。
ちなみに、100均などにも同じような商品が売っています。
私が試してみましたところ、上記でご紹介した商品とは、商品の質が違いました。
同じような商品に見えても、価格が違いすぎるのは、原材料が違うからと考えられます。
湿潤療法用の素材を使っていないと考えられますので、私はあまりお勧めできません。
湿潤療法は本当にアトピーに効果があるのか?
私は上記の商品を購入して、アカギレができていた場所に貼ったり、浸出液がでているような大きな傷に貼ったりしてみました。
一般的なバンドエイドとは違い、頻繁に貼り替えする必要はありません。
また、防水なので、付けたままお風呂に入ることもできます。
2~3日つけたままでも大丈夫ですが、痒くなったら剥がした方が無難です。
それでは、湿潤療法のバンドエイドを使うと、アトピーが原因の傷はどんどんと治っていくのでしょうか?
私は何度も試してみましたが、残念ながらほとんど効果はありませんでした。。。
湿潤療法は効果がでない人もいる。
夏井先生の書籍には「ほとんどのアトピーの患者さんは治っている」との事でしたが、私は残念ながら「ほとんど」に入りませんでした。
それではなぜ、私には効果がなかったのでしょうか?
調べてみたところ、夏井先生のクリニックは皮膚科ではありませんでした。
皮膚科ではないので、重傷のアトピーの患者さんが行く事はありません。
そのため、軽傷でステロイド剤をほとんど使用していない患者さんの事例だと考えられます。
それではなぜ、軽傷でステロイド剤を使用していない場合は、アトピーに効果があるのでしょうか?
その理由は「治すエネルギー」が体内にあるからです。
傷を治すためには「傷を治す成分」と「傷を治すためのエネルギー」が最低限必要です。
「傷を治すための成分」は浸出液にたくさん含まれています。
しかし、「傷を治すためのエネルギー」は浸出液に含まれていません。
いくら傷を治すための成分が供給されても、傷を治すためのエネルギーがなければ、傷は治らないのです。
何年間もアトピーの症状が続いている方は「傷を治すためのエネルギー」がほとんど体内に残っていません。
私のアトピーが改善しなかった理由は「傷を治すためのエネルギー」が体内に残っていなかったからなのです。
これは「食事療法」でも同じですが「傷を治すための成分」だけに焦点を当てても、アトピーが治る事はありません。
アトピーを改善していくためには、傷を治すための体内のエネルギー量も上げていかないといけないのです。
まとめると、湿潤療法は軽傷の方には効果がある場合があります。
しかし、傷を治すエネルギーが体内に残っていない方には、ほとんど効果がでない場合が多いのです。


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