アトピーになると「免疫過剰」になる根本的な原因について

アトピーになると「免疫過剰」になる根本的な原因について

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

医学ではアトピーは「免疫過剰」が原因とされています。
それでは、なぜアトピーの症状がある方は「免疫過剰」なのでしょうか?

このページでは「アトピーになると「免疫過剰」になる根本的な原因」についてお伝えします。

ステロイド剤を使うと皮膚が綺麗になる理由

免疫抑制剤であるステロイド剤を始めて使うと、悪化していた皮膚が綺麗になります。
この理由の1つは、免疫を抑制することによって、炎症や痒みを抑えることができるからです。

医学では本来なら「無害」であるはずの皮膚を免疫細胞が「敵」と見なして攻撃しているために、痒くなり、皮膚の状態が悪化すると考えられています。

つまり、免疫細胞の「過剰反応」によって、痒みや炎症が起きているのです。

それでは、免疫細胞に皮膚を攻撃させないようにするには、どうすればいいのでしょうか?

それは、免疫細胞の「過剰反応」を防ぐために、免疫力を弱らせるといいのです。
このような単純明快な理由で、アトピーには免疫力を弱める「ステロイド剤」が使われています。

これが、始めてステロイド剤を使うと、皮膚が綺麗になる理由です。

「免疫過剰」の根本的な原因について

アトピーの原因は医学では「免疫過剰」とされていますが、なぜ、免疫過剰になるのでしょうか?

2024年現在では「免疫過剰」になる原因は医学では不明なままです。
医学ではアトピーが原因不明の病気とされているのは、そのためです。

ちなみに、私はこのブログの記事で何度かお伝えしている通り、アトピーは「免疫過剰」が根本的な原因とは考えていません。
その理由は、もし、「免疫過剰」がアトピーの原因だった場合、「正常な皮膚」も痒くなるはずだからです。

しかし、実際に痒くなる場所は、少し掻いただけで出血するような薄くてもろい「異常な皮膚」だからです。

いつも痒くなる場所は、悪化している皮膚ばかりです。
綺麗で正常な皮膚が痒くなることはほとんどありません。

つまり、免疫は「異常な皮膚の細胞」に対して反応をしているのです。
「異常な細胞」に反応するのは、免疫細胞の正常な働きです。

強く掻いても出血しないような皮膚が痒くなる場合は、免疫細胞が「暴走」していると言えますが、薄くてもろい皮膚が痒くなる場合は、免疫細胞が「暴走」している訳ではありません。

ただし、アトピーの症状がでていない健康な状態の時と比べると、アトピーの症状が悪化した場合は、免疫細胞は少し過剰反応している事は確かです。

それではなぜ、アトピーの症状がでている時は、免疫細胞が過剰に反応するのでしょうか?

これは、私にとっては非常に難問でしたが、最近になってやっと、この理由が分かりました。
その根本的な理由は、免疫力が弱っているからです。

もし、免疫力が強ければ、免疫細胞は過剰に反応する必要がありません。
例えば、弱いウィルスが侵入したとしても、簡単にやっつける事ができますので、無視しても大きな問題になることはありません。

しかし、免疫力が弱っていればどうなるでしょうか?

ウィルスが少しでも侵入すれば、免疫細胞が負けてしまうかもしれません。
そのため、弱いウィルスでも、無視すれば大問題に発展する可能性があるのです。

免疫力が弱くなると、免疫細胞に「余裕」がなくなるのです。
ウィルスなどの侵入に対して、常にビクビクして、敵におびえている状態になります。

そのため、免疫力が強い時には、無視をするような弱いウィルスが入ってきたとしても、免疫力が弱くなっている時は、過剰に反応して攻撃をするようになるのです。

これをアトピーの症状に当てはめてみるとどうなるのでしょうか?

免疫力が強い時には、皮膚に少し異常があったとしても、免疫細胞は反応しません。
免疫細胞には異物を排除する役割がありますが、簡単に排除できる小さな皮膚の異常を見つけたとしても、緊急ではないため、すぐに攻撃して排除する事はありません。

しかし、免疫力が弱くなれば、ちょっとした皮膚の異常でも、免疫細胞は反応するようになります。
その理由は、免疫力が弱くなるにつれて、小さな皮膚の異常でも、簡単に排除できなくなってしまうからです。

その結果、免疫細胞が皮膚の異常を見つけたら、しばらく放置しておいても問題ないような皮膚でも、すぐに排除するために皮膚を攻撃するようになるのです。

つまり、免疫が過剰反応する根本的な原因は「免疫力が弱っている」からなのです。

そして、免疫力が弱くなればなるほど、皮膚の異常に過剰に反応するようになります。
これが、アトピーになると「免疫過剰」になる根本的な原因です。

免疫力過剰

まとめ

免疫力が強い時には、反応しないような小さな異常を見つけた場合でも、免疫力が低下すると、免疫細胞が過剰に反応するようになります。

これは、免疫細胞に限りません。
強い時には反応しないものでも、弱くなると反応するようになるのは、人間の日常生活でもよくあります。

例えば、経済力もその1つです。

収入が多いときは、10円や100円の違いには、あまり気にせずに買い物をしていた方でも、収入が減ったり、貯金の残高が減ったりすると、10円や100円の違いに過剰に反応するようになります。

経済力に余裕がなくなれば、小さな金額の違いでも過剰に反応するようになるのは、普通の反応です。
少しでもお金を節約して、家計を守らないといけないからです。

免疫の場合も同じで、免疫力が低下することで、免疫過剰になるのは、身体を守るために必要な事なのです。

ちなみに、犬も同じです。

強くて大きな犬はあまり吠えません。
しかし、小さくて弱い犬は、攻撃をしない「無害」な人間でも吠えまくりますよね。

「無害」な人間でも過剰反応するのは、犬が病気になっているのではありません。
弱いことを自覚しているために、現時点では無害な人間でも、万が一、攻撃されると負ける可能性があるため、自分自身を守るために、過剰反応をしているのです。

つまり、弱い犬が無害な人間に過剰反応をするのは、攻撃されないように「予防」をしているのです。
弱い犬と同じで、免疫細胞が現時点では無害なものでも攻撃をするのは「予防」のためなのです。

免疫過剰の状態は、ステロイド剤を使って、免疫力を強制的に低下させることで解消できます。
しかし、免疫力が低下する事は身体にとっては危険を伴いますので、身体はすぐに元通りに戻ろうとするため、しばらくすると免疫力が元通りに上がります。

これが、ステロイド剤による免疫力の低下が長続きしない理由になります。
それでは、免疫過剰の状態を「根本的に」消し去りたい場合は、どうすればいいのでしょうか?

その方法は、免疫力を低下させるのではなく、逆に免疫力を強くすればいいのです。

免疫力が低下しているのは、体内のエネルギー残量が低下している事が原因です。
つまり、エネルギー不足によって、免疫力が低下しているのです。

そのため、体内のエネルギー残量をあげていけば、自然と免疫力をアップする事ができるのです。

免疫過剰は体質が原因ではありません。
また、一生治らないものでもありませんので、アトピーの症状が悪化して苦しんでいる方は安心して下さいね。

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