こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピーの症状がでている場合、どの暖房器具を使えばいいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私は様々な暖房器具を実際に使ってきました。
それでは、アトピーの症状がある方は、どの暖房器具を使えばいいのでしょうか?
このページでは「アトピーの方にお勧めの暖房器具ベスト3」をご紹介したいと思います。
「石英管ヒーター」のコタツ
私がお勧めできるナンバーワンの暖房器具は「石英管ヒーター」のコタツです。
コタツといえば、どれでも同じと思ってしまいがちですが、そうではありません。
大きく分けると「フラットヒーター」「カーボンヒーター」「石英管ヒーター」の3種類があります。
そして、それぞれに特徴があるのです。
フラットヒーター
まずは最初に「フラットヒーター」をご紹介いたします。
「フラットヒーター」の特徴は、名前の通り、でっぱりがない事です。
また、消費電力も小さいです。
この2つの特徴だけを見ると、非常にいいコタツですよね。
しかし、デメリットもあります。
それは、身体が温まらない事です。
その理由は「電熱線」を利用して発熱をしているからです。
電熱線は触れると暖かいですが、電熱線から少し離れると、暖かさはあまり感じられません。
アトピーの症状がでている方の場合、体内のエネルギー不足が原因で「身体が冷えている」場合が多いです。
そのため、私は「フラットヒーター」のコタツは、あまり身体が温まらないため、お勧めしていません。
ハロゲンヒーター
次は「ハロゲンヒーター」のコタツをご紹介します。
ハロゲンヒーターもでっぱりがあまりありません。
しかも、フラットヒーターよりもずっと暖かくなります。
この2つの特徴を聞くと、アトピーの方には良さそうなコタツですよね。
しかし、ハロゲンヒーターは「近赤外線」がメインの暖房になります。
「近赤外線」の暖房は、熱が届く部分の皮膚はかなり暖かくなります。
しかし、届かないところは、あまり暖かくなりません。
そのため、スポットヒーター的な暖房になるのです。
つまり、近赤外線が届いている皮膚の部分は確かに暖かくなりますが、身体の芯から温まることができないのです。
そのため、身体全体が冷えているアトピーの症状がある方には、あまりお勧めできないのです。
石英管ヒーター
最後に、私がお勧めする「石英管ヒーター」を使ったコタツをご紹介します。
「石英管ヒーター」は、フラットヒーターやハロゲンヒーターと何が違うのでしょうか?
それは、局所的な暖房ではなく、身体を芯から暖めることができるところです。
暖かい上着を着ていれば、下半身を暖めるだけでも、身体全体を暖めることができるのです。
その理由は「遠赤外線」で下半身を温めるからです。
遠赤外線は身体に吸収されやすい性質があるため、皮膚表面だけではなく、皮膚の下まで到達します。
全身を駆け巡っている血液も遠赤外線を吸収しますので、身体の芯から暖まることができるのです。
また、実際に使用すると分かりますが、身体が温まってしまえば、それ以降は「弱」でも十分暖かいです。
弱の電気代は1時間で2~3円のため、電気代が非常に安くなります。
電気代は、暖房器具を選ぶ上で非常に重要です。
電気代が高ければ、いくらアトピーにいい暖房器具でも、毎月の電気代が跳ね上がるため、私はお勧めできません。
ちなみに、自宅で長時間勉強をしたり、仕事をしたい方の場合は「ハイタイプ」のコタツがお勧めです。
私は「ハイタイプ」のコタツに入って仕事をしています。
ただし、「ハイタイプ」のコタツを使う場合は、注意点があります。
それは、太ももだけが温まり、足先やふくらはぎがが暖まらないことです。
その対策として、私はスリッパを履くようにしています。
すると、足先が非常に暖かくなります。
また、ふくらはぎが寒く感じる時は、ふくらはぎにブランケットを巻くようにしています。
すると、まんべんなく、下半身が暖まり、快適な暖房になります。
大阪のマンション住まいではエアコンなしでも、「石英管ヒーター」のコタツだけでも身体がぽかぽかになりますので、是非、参考にしてくださいね。
石油ファンヒーター&ガスファンヒーター
大阪のマンション住まいでは、冬でもそれほど寒くなりません。
寒がりの私でも「コタツ」の暖房だけで、冬を過ごすことができます。
しかし、山陰、北陸、東北、北海道など、雪が降るような寒い地域では、部屋の温度が低いため、コタツだけでは身体が温まらないと思います。
そのような寒い地域では、どの暖房を併用すればいいのでしょうか?
私のお勧めの暖房は「石油ファンヒーター」や「ガスファンヒーター」になります。
エアコンでもいいのでは?
と思う方も多いかもしれませんが、実際に比べると、身体の温まり方が全然違います。
電力で空気を温めるエアコンの暖房と比べると、「石油ファンヒーター」や「ガスファンヒーター」など、火力で空気を暖めている暖房の方が、体感的に身体の芯から暖まります。
また、石油ファンヒーターやガスファンヒーターは、燃焼時に水分を放出していますので、加湿器が必要ありません。
これも、エアコンの乾いた温風よりも、身体が暖かく感じる理由の1つだと思います。
私がお勧めする理由は、それだけではありません。
石油ファンヒーターやガスファンヒーターは、床に直接置きますので、頭寒足熱になります。
頭寒足熱は、下記の記事で書いたとおり、体調をよくする秘訣です。
なぜ頭寒足熱がアトピーにいいの?
そのため、エアコンと比べると、身体の負担が少なくなるのです。
ちなみに、私の部屋にはエアコンがありますが、冬にエアコンを使ったことがほとんどありません。
あまりにも寒い時は、本能的に、ガスファンヒーターのスイッチを入れてしまいます。
これは、エアコンよりも、ガスファンヒーターの方が身体への負担が少ないからだと考えられます。
というのは、本能は常に身体にとって負担が少ない方を選ぶからです。
階段とエスカレーターがあれば、ほとんどの方がエスカレーターを選ぶのはそのためです。
とは言え、エアコンの使用で不満がない方は、無理にガスファンヒーターや石油ファンヒーターを使う必要はありません。
わざわざ購入する必要もありませんので、そのままエアコンを使ってくださいね。
温水式の床暖房
アトピーには「頭寒足熱」が一番です。
「頭寒足熱」の状態を維持することは、身体にとって最も負担が少ないからです。
その「頭寒足熱」を理想的な形で実現できる暖房器具を最後にご紹介いたします。
その暖房器具とは「温水式の床暖房」です。
床暖房はエアコンと違い、足元が最も温度が高くなります。
しかも、空気が乾燥することがありません。
また、火力も使いませんし、温風がでることもありません。
空気を汚すこともなく、身体への負担が小さいため、頭がすっきりしますし、勉強や仕事もはかどります。
「ホットカーペット」でもいいのでは?
と思った方も多いかもしれませんが、ホットカーペットは部屋全体を暖かくすることができません。
また、ホットカーペットは身体に密着して使いますので、ホットカーペットが発する電磁波や磁気などが身体の負担になってしまい、アトピーに悪影響を与えてしまう場合があります。
電磁波や磁気などの影響がない点でも「温水式の床暖房」はアトピーの症状がある方には最も理想的な暖房と言えます。
ただし、初期費用が高額になりますので、誰でも簡単に導入できる暖房ではありません。
そのため、新築やリフォームをするタイミングで、導入するのがお勧めです。
また、最近の新築マンションでは、最初から「温水式の床暖房」が設備として導入されている所も多いため、引越をする場合は「温水式の床暖房」がある物件を検討するのがいいと思います。
ちなみに、床暖房には「電気式」もあります。
しかし、電気式は電気代が高くなります。
また、ホットカーペットと同じように、電磁波や磁気などがアトピーに悪影響を与えてしまう可能性がありますので、私はあまりお勧めしていません。
もちろん、電磁波や磁気の影響は個人差がありますので、ほとんどない方もいらっしゃると思います。
私は敏感な体質ではないため、短期間の使用では体感するほどの影響はありません。
しかし、ここからが重要なポイントです。
継続して使用していると、身体に違和感を感じる事が多くなるのです。
つまり、電磁波や磁気の影響をあまり感じない体質の方でも、身体への負担は使用する度に、蓄積されていくのです。
個人差はありますが、電磁波や磁場は身体に悪影響を与えていることは確かですので、床暖房を導入する場合は「温水式」の方を選ぶようにして下さいね。
コメント