こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
「コーヒーに含まれているカフェインはアトピーに良くない」と言うアドバイスを受けた方も多いと思います。
それでは、コーヒーにほとんどカフェインが含まれていない「カフェインレスコーヒー」の場合は、飲んでもいいのでしょうか?
このページでは「カフェインレスコーヒーは飲んでもいいの?」という質問にお答えしていきます。
カフェインレスコーヒーについて
カフェインレスコーヒーでも、砂糖やガムシロップを入れた場合は、痒くなります。
ただし、ブラックで飲む場合は、砂糖による痒みはありません。
それでは、ブラックで飲む場合、カフェインがほとんど含まれていない「カフェインレスコーヒー」を飲む場合は、アトピーに悪影響があるのでしょうか?
眠りを妨げる成分は、一般的にはカフェインが原因とされています。
そのため、カフェインレスコーヒーを飲んだ場合は、眠りが妨げられることがないため、アトピーへの悪影響はほとんどないはずです。
しかし、私が様々なカフェインレスコーヒーを飲んで、検証をしてみたところ、カフェインレスであるにも関わらず、目が冴えたり、眠りが浅くなる事が多かったのです。
カフェインがほとんど含まれていないはずなのに、なぜ、目が冴えるのかが不思議ですよね。
そのため、なぜ、カフェインレスコーヒーでも目が冴えるのかを調べることにしたのです。
まずは、カフェインの含有量について調べてみました。
カフェインレスコーヒーには、どれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
一般的なコーヒーの場合、100mlに60mgのカフェインが含まれているとされています。
カフェインレスの場合は、0.1%以下になりますので、約0.06ml含まれている事になります。
ゼロに近いため、眠りを妨げるほどの量は入っていません。
それでは、緑茶の場合は、どれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
調べてみたところ、100mlあたり約20mgとのことです。
カフェインレスコーヒーよりも、300倍以上多く含まれています。
しかし、私の場合は、緑茶を飲んでも、睡眠に影響がでることはほとんどありません。
また、コーヒーのように目が冴えることもありません。
それでは、紅茶の場合は、どれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
調べた結果ですが、一般的なコーヒーの約半分になる30mg含まれています。
紅茶の場合は、私の場合は、ある程度の覚醒効果はあります。
しかし、カフェインレスコーヒーの方が覚醒効果が高かったのです。
カフェインレスコーヒーの方が、カフェインの含有量が多い紅茶や緑茶よりも、覚醒効果が高いのはおかしいですよね。
このことから、コーヒーにはカフェイン以外にも、覚醒効果がある成分が含まれている可能性が高い事が分かったのです。
コーヒーの覚醒効果について
緑茶や紅茶にもカフェインはたくさん含まれていますが、私の場合、覚醒効果はコーヒーの方が高いです。
しかし、インターネットで検索した限りでは、どのサイトも眠れなくなる成分は「カフェイン」の事しか書いてありません。
そのため、どのサイトも「カフェインレスコーヒー」を勧めています。
恐らく、ほとんどの方は、カフェインレスコーヒーを飲んでも、睡眠にはあまり影響がないのかもしれません。
しかし、私のように、カフェインレスコーヒーを飲むことで、眠れなくなる方は、他にもいらっしゃると思います。
それでは、どの成分に覚醒効果があるのでしょうか?
コーヒーの成分を「全日本コーヒー協会」のホームページから引用します。
コーヒーの基礎知識より引用
https://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/library/facts/
この成分表を見ると「糖類、脂質、タンパク質」の次に多い成分が「クロロゲン酸」になります。
「クロロゲン酸」はカフェインよりも、含有量が多いのです。
それでは、クロロゲン酸にはどのような働きがあるのでしょうか?
クロロゲン酸の効果について調べてみたところ、「胃酸の分泌が活発になる」という働きがありました。
コーヒーを飲むと、お腹が空いたりする事がよくあります。
そして、その時は、眠気や疲れが吹き飛んで、覚醒している時になります。
これは、カフェインレスコーヒーでも変わりません。
つまり、胃酸の分泌が活発になっている時は、交感神経が優位になっている時なのです。
もちろん、紅茶を飲んでも、胃酸の分泌が活発になり、お腹が空くこともあるため、カフェインにも胃酸の分泌効果があります。
しかし、カフェインレスコーヒーでも、同じような効果があるのは、クロロゲン酸にもカフェインと同じような効果があるからと考えられます。
つまり、クロロゲン酸にも、交感神経を刺激して、胃酸の分泌を活発にさせる作用があるのです。
そのため、カフェインレスコーヒーを飲んでも、お腹が空いたり、眠れなくなったりすることもあるのです。
しかし、カフェインレスコーヒーでも眠れなくなるという体験談は、インターネット上では、あまり見つかりませんでした。
カフェイン入りのコーヒーを飲んでもぐっすり眠れる方もいるように、クロロゲン酸による覚醒効果に関しても、個人差がある可能性が高いです。
そのため、カフェインレスコーヒーを飲んでも、ぐっすりと眠れる方は、カフェインレスコーヒーを飲んでも、アトピーには悪影響が少ないと考えられます。
逆に、私と同じように、カフェインレスコーヒーを飲むことで眠れなくなる方は、カフェインレスコーヒーでも飲まない方が無難です。
まとめ
カフェインレスコーヒーは、一般的には睡眠には影響がないとされています。
また、インターネット上での体験談もあまり見つからないため、カフェインレスコーヒーで眠れなくなるのは少数派なのかもしれません。
しかし、私のように、カフェインレスコーヒーを飲んでも、眠れなくなる方もいますので、カフェインレスコーヒーを飲んでいれば、安心という訳でもありません。
私の場合は、眠れなくなるだけではなく、カフェインレスコーヒーを飲んだ後に、頭痛がすることもありましたので。。。
ちなみに、インターネットで検索をしていた所、下記のブログが見つかりました。
ディカフェなのに眠れない!☆カフェインの謎
https://ameblo.jp/201871/entry-12452115487.html
このブログを書いている方も、私と同じように、カフェインレスコーヒーでも眠れなくなるみたいです。
そして、このブログには、眠れなくなる原因は「テオブロミン」や「テオフィリン」というカフェインに似た成分が残っているからと書いてありました。
気になって調べてみたところ、含有量はゼロと言っても問題ないほどのごく微量に過ぎませんでした。
そのため、「テオブロミン」や「テオフィリン」には、眠れなくなるほどの覚醒効果はないと考えられます。
逆に、クロロゲン酸は、豆の状態で、カフェインよりも多く含まれています。
また、交感神経を刺激して、胃酸の分泌効果もある事を考えると、眠れなくなるのは、クロロゲン酸の効果であると断言しても問題ないと思います。
ただし、クロロゲン酸の効果には、個人差がありますので、その点だけは注意して下さいね。
また、カフェインレスコーヒーを飲んでも、熟睡ができる方は、安心してカフェインレスコーヒーを飲んでいただけたらと思います。
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