こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピーの症状がでている方が血液検査を受けると、血液検査で数値が高くなる項目があります。
それは、どのような項目なのでしょうか?
そして、なぜ、数値が高くなるのでしょうか?
血液検査で数値が高くなる4つの項目
アトピーの方が病院で血液検査をすると、お医者様は下記のデータを参考にする場合が多いです。
その理由は、アレルギー体質の有無や炎症の度合いが分かるからです。それでは、病院で血液検査を受けると、アトピーの根本的な原因が分かるのでしょうか?
下記が血液検査で数値が高くなる4つの項目です。
1・・・アレルギー体質の有無(IgE抗体)
IgEという言葉は、聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?
IgEは、免疫グロブリンE のことで、主にアレルギー反応や寄生虫感染に関与する抗体です。
IgEの数値で、アレルギー反応を起こしやすいかどうかが分かります。
それでは、IgEの数値が高ければ、アトピーになるのでしょうか?
答えはなりません。
アトピーの勉強をされている方は「IgE」という言葉を目にする機会が多いと思います。
しかし、実際の所は、IgEの数値が高くても、アトピーの症状がない方はたくさんいます。
逆に、IgEの数値が低くても、アトピーの症状が出る方もいます。
つまり、アレルギー体質であるかどうかは、アトピーの根本的な原因とは関係がないのです。
2・・・重症度の客観的な数値(TARK)
TARCは聞き慣れない言葉ですが、皮膚の細胞から放出される物質の事で、サイトカインの一種です。
この物質は、アレルギー反応を引き起こすリンパ球を皮膚に呼び寄せるような働きがあります。
アトピーの症状がでている方は、この数値が高い場合が多いです。
そして、数値が高ければ高いほど、アトピーが重症と言われています。
そのため、最近ではTARCの数字を血液検査でチェックしているのです。
数値化すれば、アトピーの重症度が分かりやすいですよね。
しかし、ステロイド剤を塗ると、TARCの数値が下がります。
そのため、重症のアトピーの方でも、正常値になる場合があるため、この数値だけではアトピーの重症度は分からないのです。
3・・・悪化因子の特定(特異的IgE)
ダニ、カビ、特定の食べ物など、何が皮膚炎を悪化させているかのヒントを探ります。
つまり、アトピーの原因を特定するために、この検査をするのです。
私は以前、アレルギー反応のチェックを受けた事があります。
すると、すべてに反応したのです。
お医者様もびっくりしていました。
実際にアレルギーがないものでも反応していましたので、私はこの検査はあまり信用していません。
アトピーの症状がある方は、私と同じように、高い数値がでる場合も多いかもしれません。
そのため、もし、検査の結果でアレルギー反応があったとしても、100%正しいとは限りませんので、参考程度にしておいて下さいね。
4・・・炎症の状態(好酸球)
アレルギー性の炎症が起きているときに増える白血球の一種(好酸球)の割合を調べ、病状の指標にします。
好酸球はアレルギー性の炎症が起きているときに増える白血球の一種です。
白血球は、炎症が起きた時に増えますので、アトピーの症状が悪化すればするほど、好酸球の数値は高くなります。
アトピーが悪化すると免疫関係の数値が高くなる理由
血液検査で調べているのは、すべて免疫の状態です。
しかし、免疫が高くなったから、アトピーになったのではありません。
アトピーになったから、免疫力が高くなったのです。
例えば、ダニにアレルギー反応があることが分かったとします。
それでは、ダニがアトピーの原因なのでしょうか?
そして、ダニを掃除機などで吸い取れば、アトピーは完治するのでしょうか?
そのような事はありません。
ダニにアレルギー反応がでるようになったのは、ダニが原因ではありません。
アトピーの症状が悪化したから、ダニにもアレルギー反応がでるようになったのです。
IgEやTARC、好酸球の数値が高かったとしても、IgEやTARCや好酸球がアトピーの原因ではありません。
アトピーの症状が悪化したから、IgEやTARC、好酸球の数値が高くなったのです。
つまり、血液検査で分かることは、アトピーの原因ではありません。
それではなぜ、アトピーの数値が悪化すると、免疫関係の数値が高くなるのでしょうか?
その理由は、皮膚が薄くてもろくなるため、ウィルスや細菌などが簡単に皮膚の中に入ってくることができるようになるからです。
アトピーが悪化すると免疫力が高くなるのは、免疫力に異常があるからではないのです。
※他にも理由がありますが、また別の記事でお伝えします。
本日も記事を読んで下さって、本当にありがとうございました。
次回は「アトピーの症状が悪化していても「痒くなりにくいお菓子」ベスト3」をお届けしますので、楽しみにしていて下さいね。



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