甘い物が引き起こす身体の異変

甘い物が引き起こす身体の異変

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

アトピーの症状がある方は、甘い物を控えている方が多いと思います。
甘い物を食べると、痒くなりますからね。

それでは、甘い物を大量に食べ続けると、どうなるのでしょうか?
私が実際に試してみたところ、想定外の異変が現れたのです。

このページでは「甘い物を食べ続けるとどうなるのか?」について、お伝え致します。

なぜ甘い物を食べ続ける検証をしたのか?

アトピーの症状がある方が甘い物を食べると、ほとんどの場合は痒くなります。
そのため、基本的には食べない方が無難です。

痒くなるメカニズムは下記の記事を参考にしてくださいね。
なぜ甘い物を食べると痒くなるの?

それではなぜ、私は甘い物を大量に食べる検証をしたのでしょうか?

私は何を食べても全く太らない体質です。
そのため、体重を増やしたかったのです。

甘いものを食べると太るということは、多くの方が知っていると思います。
しかし、私はアトピーの原因が分かるまで、甘い物はほとんど食べてきませんでした。

それは、「甘い物をたくさん食べて太る」という選択肢がずっと頭の中になかったからです。
甘いものがアトピーの原因の一因と考えていたため、甘いものを食べることで、アトピーになったり、アトピーの症状を悪化させたくなかったからです。

しかし、アトピー研究の結果、アトピーの原因が甘い物ではない事が分かったため、これまでできなかった検証ができるようになったのです。

甘い物を食べ続ける検証をした理由は、体重を増やしたかったからなのです。

どら焼き

 

甘い物を食べ続けて現れた想定外の異変とは?

毎日、どら焼きを3個食べるなど、甘い物をたくさん食べ続けた所、少しずつ体重が増えていきました。
私は30年以上、体重は55キロ前後を維持してきましたが、最高58キロまで増えたのです。

何を食べても太らない方は分かると思いますが、3キロ体重を増やすことは、本当に大変なことです。
このまま60キロを目指したかったところですが、ある時、身体の異変に気がついたのです。

それは、大便から胃液のようなニオイがするようになったのです。
つまり、酸っぱいニオイです。

少し下痢っぽい時だったため、胃腸の調子が悪いのかな、と最初は思いました。
しかし、胃液が腸にそのままたどり着くことは考えられません。

しかも、その症状が何日経っても消えないのです。
何かの病気にでもなったのかと不安にもなったりしました。

しかし、ある時ふと「甘い物が原因かも?」と思いついたのです。
そして、甘い物を食べるのをやめた所、胃液のようなニオイは消えたのです。

ニオイの原因は「甘い物」だったのです。

甘い物を食べ続けると「糖尿病」になるリスクが高くなることは、ほとんどの方は知っていると思います。
しかし、甘い物が引き起こす身体の異変は、それだけではなかったのです。

腸にも悪影響を与えてしまうのです。
この検証は危険を伴う事が分かったため、終了せざるを得なくなりました。

それではなぜ、甘い物を食べ続けると、大便から胃液のニオイがするようになったのでしょうか?

先ほどお伝えした通り、胃液がそのまま腸にたどり着くことは考えられません。
ということは、腸内のニオイになるはずです。

そのため、腸内の環境と糖分について調べてみたところ、乳酸菌が糖を分解する事が分かりました。

乳酸菌は糖を分解して乳酸を作り、腸内を弱酸性に保つ働きがあります。

引用:わかもと製薬株式会社
https://www.wakamoto-pharm.co.jp/tips/intestine-body/lactic-acid-bacteria/

糖質を大量に食べると、腸内に糖質が大量に流れ込みます。
そのため、腸内に住んでいる乳酸菌がその糖質を分解し、「乳酸」を大量に作るようになります。

「乳酸」と言えば、ヨーグルトが有名ですよね。
無糖のヨーグルトは、少し酸っぱいニオイがします。

つまり、胃液のようなニオイは「乳酸」のニオイだったのです。
甘い物を食べ続けることで「乳酸」が大量に作られたのです。

健康な人の便は無臭です。
つまり、胃液のようなニオイがするということは、健康でなくなった証拠です。

甘い物を大量に食べ続けると、腸内環境が大きく悪化するのです。

痩せている人が甘い物を食べても簡単には太らない理由

痩せている私は、甘い物を食べ続けた結果、腸内環境が悪化しました。
繰り返しになりますが、乳酸菌が糖分を分解し、乳酸が作られた事が原因と考えられます。

しかし、甘い物を食べると、便が胃液のニオイ(酸っぱいニオイ)になったという報告をしている方は、インターネットで調べてみても見つかりません。

恐らく、大部分の方は、糖が分解されるのではなく、吸収されているのだと思います。
そして、大部分の方というのは「太りやすい体質」のはずです。

ダイエットが大きなビジネスになっている事から分かる通り、太りにくい方よりも「太りやすい体質」の方が圧倒的に多いからです。
痩せている方の体験談などは、ほとんどありません。

そのため、この記事でお伝えした私の経験は、貴重な体験談になると思います。
それではなぜ、痩せている人は甘い物を食べても太りにくいのでしょうか?

太りにくい体質ということは、糖分が吸収されにくい体質という事です。

糖分が吸収されにくい理由は、腸の中の乳酸菌が糖をどんどんと乳酸に変えているのも一因かもしれません。
逆に言えば、腸の中の乳酸菌が多い可能性があります。

ちなみに、乳酸菌が少ないと、便秘になりやすいと言われています。
私の場合は、下痢になりやすいため、その点から考えても、乳酸菌が多いと考えられます。

それでは、乳酸菌が多いのは、いいことなのでしょうか?

乳酸菌は「善玉菌」と呼ばれていますので、乳酸菌が多いのは健康の証です。
また、乳酸菌が糖をどんどんと分解していけば、糖の吸収率が下がるため、糖尿病になりにくくなると考えられます。

しかし、私の今回の検証結果から考えると、いいことばかりではありません。
糖分の吸収率が下がったり、下痢になりやすくなる可能性が高まるからです。

糖分を摂り過ぎている方には、メリットがありますが、下痢になると栄養素の吸収率が下がりますので、乳酸菌は多ければ多いほど良いという訳ではありません。

痩せている方は、太りたいと思っている方が多いと思います。
しかし、私が検証した結果、甘い物を食べ過ぎることは健康を害することが分かりました。

体型にかかわらず、甘い物を食べ続けることは身体に良くないため、絶対に辞めて下さいね。

まとめ

甘い物を食べ続けると、アトピーの症状がある方は、痒くなります。
アトピーの症状がない方でも、糖尿病になる確率が上がります。

しかし、甘い物が健康によくない理由はそれだけではありません。
腸内環境を大幅に悪化させてしまう可能性があるのです。

つまり、甘い物の食べ過ぎは、健康を害する可能性が高まるのです。

もちろん、1週間に1回程度、甘い物を食べる程度でしたら問題ありません。
また、運動をしている方は、運動で消費した糖質を補うという意味で、甘い物を食べた方がいい場合もあります。

糖質の消費量によって、人それぞれ、必要な糖質の量が違います。
必要な糖質の量を大幅に超えて食べ続けるのが身体には良くないのです。

ちなみに、糖質制限をすると糖質不足になりますので、私は糖質制限はお勧めしていません。
糖質制限をしても、アトピーが改善するとは限りませんので、その点は注意して下さいね。

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