こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピーの方は、皮膚が薄くなっていきます。
しかし、健康な方は、皮膚が薄くなる事はありません。
それでは、皮膚が薄くなっていく根本的な原因はどこにあるのでしょうか?
このページでは「皮膚がどんどんと薄くなっていく根本的な原因」についてお伝えしていきます。
コルチゾールの働きについて
下記の記事でお伝えしましたが、医学的に皮膚が薄くなる原因は分かっています。
なぜ痒いところを掻くとすぐに出血するの?
コルチゾールが過剰に分泌されたり、ステロイド剤を塗り続けると、皮膚が薄くなるのです。
それではなぜ、コルチゾールが過剰に分泌されたり、ステロイド剤を塗り続けると、皮膚が薄くなるのでしょうか?
その理由は、コルチゾールには、タンパク質をアミノ酸に分解する働きもあるからです。
タンパク質をアミノ酸に分解して、エネルギーに変える事を「糖新生」と言います。
Wikipediaから引用します。
糖新生
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96%E6%96%B0%E7%94%9F
犬のような雑食性動物やヒトのような雑食性の霊長類は、糖新生の酵素活性が高く、タンパク質から分解されて得られた糖原性アミノ酸から糖新生を行って体内で必要な糖分を生成している。
タンパク質はアミノ酸に分解することで、エネルギー源にする事ができるのです。
つまり、皮膚が薄くなる理由は、エネルギーが必要になった時に、皮膚のタンパク質をアミノ酸に分解するからなのです。
皮膚が薄くなる根本的な原因について
皮膚が薄くなるのは、コルチゾールの働きによって、皮膚のタンパク質をエネルギーに変える「糖新生」が行われるためです。
もちろん、エネルギーが不足していない時は、タンパク質が分解される事はほとんどありません。
そのため、コルチゾールが分泌されたとしても、必要以上に皮膚が分解される事はありません。
それでは、なぜ、アトピーの方は皮膚がどんどんと薄くなっていくのでしょうか?
その根本的な理由は、アトピーの症状がでている方は「体内のエネルギー」が不足しているからです。
「体内のエネルギー」が不足しているため、皮膚のタンパク質を分解する事によって、エネルギーを得ているのです。
アトピーの症状がない方は、なぜ皮膚が薄くならないの?
体内のエネルギーが不足するのは、アトピーの症状がある人だけではありません。
健康な方でも、エネルギー不足になる事はよくあります。
例えば、アトピーの症状がない方でも、冷え性の症状がでている方は多いですよね。
それでは、なぜ、アトピーの症状がない方は、皮膚が薄くならないのでしょうか?
この理由は、医学などでは解明されていませんが、「皮膚以外」の場所で糖新生が行われているからと考えられます。
身体は水分や脂肪を除くと、ほとんどがタンパク質でできています。
そのため、糖新生ができる場所はたくさんあるのです。
「皮膚以外」の場所で糖新生が行われた場合、皮膚が薄くなる事はありません。
そして、糖新生が行われている場所は、体内の優先順位が低い臓器になると考えられます。
ちなみに、体内のエネルギー不足が原因の症状はたくさんあります。
うつ病や不妊なども、エネルギー不足が原因の1つです。
うつ病は、脳の中のタンパク質が代謝されたからかもしれません。
不妊は、精巣や卵巣のタンパク質が代謝されたからかもしれません。
もちろん、実際に調べることは非常に困難です。
しかし、症状がでている臓器で糖新生が行われている可能性は高いと思います。
それではなぜ、糖新生が行われる臓器の場所は、人それぞれ違うのでしょうか?
その理由は、人類が生き延びるためです。
例えば、地球環境が変わったとしても、人それぞれ、強い臓器と弱い臓器が違っていれば、誰かが生き延びることができます。
しかし、強い臓器と弱い臓器に個人差がなく、全く同じだった場合、弱い臓器に負担がかかる環境になった時に、人類が絶滅してしまいます。
そのため、人それぞれ、強い臓器と弱い臓器があるのです。
そして、臓器の優先順位によって、糖新生が行われる臓器の場所が違うと考えられます。
丈夫な皮膚を作る方法
アトピーの症状が悪化すると、皮膚がどんどんと薄くなるのは、皮膚のタンパク質を分解して、エネルギーに変えているからです。
そのため、体内のエネルギー不足が解消すれば、皮膚が薄くなる事はありません。
コルチゾールが過剰に分泌されたとしても、皮膚が薄くなる事はないのです。
薄い皮膚を元通りの綺麗な皮膚に戻す方法は、体内のエネルギー不足を解消することなのです。
ステロイド剤を使ったり、食事療法を行っても、アトピーの症状が改善されなかった方は、体内のエネルギー不足が原因です。
そのため、体内のエネルギー不足を解消する「原因療法」を行う事で、皮膚はどんどんと丈夫になっていきます。
皮膚が丈夫にならないと悩んでいる方は、安心して下さいね。
ちなみに、皮膚の優先順位は、生まれた時に決まるのではありません。
もし、生まれた時に、皮膚の優先順位が決まる場合、昔からアトピーの症状がでる方がたくさんいたはずです。
しかし、アトピーの患者数が増えはじめたのは、1965年以降になります。
つまり、1965年より前は、皮膚の優先順位は高かったのです。
そのため、体内のエネルギー不足を解消すると同時に、皮膚の優先順位を上げることも同時に行う事が、最短でアトピーを改善する方法になります。
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