マッサージで低下した内臓機能を高める方法

マッサージで低下した内臓機能を高める方法

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚だけではありません。
消化器官をはじめとして、腎臓、肝臓、副腎など、様々な内臓機能が低下しています。

それでは、低下した内臓機能を高めるには、どうすればいいのでしょうか?

このページでは「低下した内臓機能を高める方法」について、お伝えしていきます。

内臓機能を高めるマッサージとは?

私がまだアトピーの原因を解明できていなかった時のことです。
アトピーは内臓機能を高めれば治るのではないかと考えていた時期がありました。

老廃物を排泄する腎臓や肝臓。
消化器官である胃腸。
ホルモンを分泌する副腎。

アトピーの症状が出ている場合、上記の内臓の機能が低下しています。
しかし、内臓機能を高める方法が分かりませんでした。

書籍やインターネットで調べると、食事や運動の事しか書いてありません。

内臓の負荷を下げる食事をすると、確かにアトピーの症状は抑えられます。
しかし、内臓の機能そのものは高まりません。

また、栄養を摂ったり、運動をしたりしても、最初は効果がでる場合も多いですが、すぐに頭打ちになり、それ以上改善することはありません。

ツボを押すことで、内臓に刺激を送り、内臓機能を高める方法もありますので、いろいろな本を読んで勉強をしてみたところ、簡単にできない事が分かりました。

ツボの場所は、本などを見ると分かります。
しかし、自分のツボを押す場合でも、背中など手の届かない場所がたくさんあります。

また、人間の身体は一人一人違います。
そのため、ツボの人体図などを見ても、自分自身のツボの場所を正確に押すことは困難です。

本格的に行うためには、かなりたくさんの経験を積まないといけません。
そのためには、鍼灸の学校に通うなどしない限りは、難しいことが分かりました。

かなりの時間と費用もかかりますので、ツボを押す事で内臓機能を高める方法は諦めたのですが、ある時、アマゾンで健康関係の書籍をチェックしていた時に、ふとこの本が目にとまったのです。

足の汚れ(沈澱物)が万病の原因だった (官 有謀・著)
※https://www.amazon.co.jp/gp/product/493850071X/

解説によると、足に老廃物がたまることが病気の原因であり、「足の裏」をマッサージする事で内臓機能を高める事で病気を治すことができるという内容でした。

そして、「よく眠れるようになった。」「体調が良くなった。」「身体の冷えが改善した。」など、足裏マッサージで効果があったというレビューがたくさん書いてあったのです。

アトピーに関するレビューもありましたので、引用します。

Hurry 山本 5つ星のうち4.0
2015年11月30日に日本でレビュー済み

初めて体験したのが30年前の台湾出張でした

仕事で台湾の南の高雄市へ滞在中に友人に連れられて行きました。痛くて飛び上がる程に痛い箇所が有りましたら、内臓で胃腸が悪いと指摘されました。
内臓のツボが集中していることを学びました。
それから暫くして、アトピーを患い皮膚科に行ってステロイド治療と注射で毎月14000円かかっていましたが、中々治らずに、ふと足の裏治療法を思い出して本屋で購入して、官有謀先生の説明通りに試して見ると、1週間目から背中のかゆみで寝られない夜が激減してきて、3ヶ月後には吹き出していたオデキも和らぎかさぶたも取れて来ました。
学んだことは足のポンプ作用で身体全体の血流を促して汚れの滞留を無くす事と感じました。皆さんもウソと思うでしょうが初めは痛い箇所があり、我慢して継続して試して下さい。徐々に痛くならないように成ります。その後、花粉症や高血圧症や胃の中のポリープを改善しています。西洋医学の先生に本を見せて説明しましたが、本気にしませんでした(苦笑)

また、私自身も「足裏」と内臓機能は密接な関係があると考えていました。

登山をすると、アトピーの症状が改善する事が多いのですが、その理由は、山の中を歩くことにより、足の裏を刺激している事で内臓機能が高まっているかもしれないと思っていたからです。

また、足裏の場合は、他人の手を借りなくても、自分でマッサージをすることができます。
そのため、早速、この本を購入して読んでみました。

足裏マッサージでツボにあたるのが「反射区」と呼ばれているところになります。
そして、反射区はツボのようにピンポイントではなく、面になります。

もちろん、ツボと同じで反射区の場所は個人差がありますが、ピンポイントではないため、練習を積めば、確実に反射区を押すことはできそうです。

内臓機能を高める方法を探していた私は「これだ!」と思い、すぐに大阪で行われる足裏マッサージの次の講習に申し込みました。
本には「足裏マッサージ」のやり方が書いてありますが、本格的に行う場合は、本を見ながら行うだけでは習得が難しいのです。

また、自己流で行った場合は、やり方が間違っていても気がつかないので、指導者の方に教えてもらうのが一番確実です。
そして、講習会や合宿に何度か参加して、講師の先生から足裏マッサージの指導を受けながら、1年以上、毎日約1時間、足裏マッサージを行ったのです。

足裏マッサージはアトピーに効果があるの?

1年以上続けた結果から分かったことは、ツボと同じで、足裏の反射区をマッサージする事で、反射区に対応する内臓機能を高めることができます。

一番分かりやすいのが、足裏マッサージを終えた後、尿の色が濃くなることです。
これは腎臓の機能が高まったからだと考えられます。

それ以外でも、肩が痛い時に、僧帽筋の反射区を念入りにマッサージした時は、肩の痛みが消えた時もありました。
内臓に限らず、身体の悪いところがあれば、対応する反射区をマッサージすることで、その部分の治癒力が高まるのです。

アトピーの場合は、一般的には「腎臓」が弱いとされています。
しかし、私は腎臓だけではなく、胃腸などの消化器官も含めて、すべての内臓が弱っていると考えていました。

そのため、すべての内臓の反射区をまんべんなくマッサージをしたのです。
そして、1年以上、毎日1時間程度行いました。

それでは、アトピーの症状はどうなったのでしょうか?

残念ながら、アマゾンの本のレビューのように、改善することはありませんでした。

指導者の先生に相談すると、「私だったら、症状がでていた期間と同じ期間続ける」と言うアドバイスをいただきました。
つまり、10年症状がでていた場合、10年続けて下さいという事です。

これは、アトピーの症状を体験していないからこそ、できるアドバイスです。

アトピーの症状が悪化している方は、一刻も早く痒みから解放されたいのです。
5年、10年と続けないと効果がでない方法は、現実的ではありません。

私は1年以上の期間、みっちりと足裏マッサージを行った結果、足裏マッサージだけではアトピーを完治する事は難しい事が分かりました。

しかし、足裏マッサージに費やした時間とお金は無駄になった訳ではありません。
それは「補助療法」として行う場合は、効果があるからです。

足裏マッサージが補助療法として有効な理由

足裏マッサージだけでは、結果的にアトピーを完治させる事ができませんでした。
しかし、今から考えると、それは当たり前のことでした。

アトピーになった原因は、足裏マッサージをしなかったからではありません。
アトピーの根本的な原因は、体内のエネルギー不足によるものです。

そのため、いくら足裏マッサージで内臓機能を高めようとしても、体内のエネルギー不足が原因で、内臓機能を高めることができなかったのです。
逆に言えば、エネルギー不足を解消する原因療法を行いながら、足裏マッサージを行うと、内臓機能を最大限高める事が可能になります。

アトピーの症状を改善するためには、消化器官をはじめ、腎臓や肝臓、副腎などの機能を回復する必要がありますが、自然に治るのを待っていても、なかなか回復しません。
そのため、反射区を通して、内臓に信号を送ることで、強制的に内臓の機能を高めるのが足裏マッサージなのです。

私の場合は、アトピーが改善しませんでしたが、アトピーが改善したという体験談もあります。
アトピーが改善した方は、体内エネルギーにまだ余裕があったため、内臓機能を高めることができたのだと考えられます。

私のように、体内エネルギーが枯渇していた場合や重傷の方の場合は、足裏マッサージだけでは、内臓機能を高めるだけのエネルギーが残っていないため、皮膚の状態を改善していくのは、難しいと考えられます。

ちなみに、アトピーの症状に関係する代表的な反射区は下記の通りです。

胃腸の反射区
消化器官が活性しますので、弱っていた胃腸が元気になります。
副腎の反射区
副腎皮質ホルモンの分泌機能が改善すれば、痒みや炎症を抑えることができます。
腎臓や肝臓の反射区
デトックス機能を高めることで血液を綺麗にできます。

また、足裏マッサージをする事で、身体の悪化している場所も分かります。

足裏マッサージをしている時に、特に痛い場所があれば、その反射区にある内臓は悪化しているのです。
私の場合は、「腎臓」が悪いと指導者の先生から指摘されました。

悪い場所が分かると、日常生活で気をつけなければいけない点が分かります。
また、食事で何を食べた方がいいのか、何を食べない方がいいかが分かります。

そのため、皮膚の症状の悪化を最低限に抑えることが可能になるのです。

足の反射区

足裏マッサージはどれくらいの頻度で行えばいいの?

私は1年間以上、毎日1時間程度、足裏マッサージを行いました。
しかし、その結果分かったことは、アトピー以外に身体の悪いところがない場合は、毎日行う必要はないという事です。

身体の悪いところがない場合は、毎日行っても、1週間に1回行っても、それほど大差ない可能性も高いです。
また、毎日1時間行う時間があれば、足裏マッサージを行うよりも、原因療法を1時間行った方が効率的です。

しかし、身体に悪いところがある場合は別です。

私の場合、肩が痛くなって困っていた時期がありましたが、僧帽筋の反射区を重点的にマッサージをしていると、肩の痛みがなくなったのです。
そのため、身体に悪いところがあったり、痛みを伴う場合は、毎日行った方が早く改善することができます。

それでは、足裏マッサージにはどれくらいの時間をかければいいのでしょうか?

私は足裏すべてを念入りにマッサージを行いましたので、両足で1時間前後かけていました。

しかし、マッサージをした時間に比例して、内臓機能が高まる訳ではない事が分かりました。
また、アトピー性皮膚炎の改善に特化した反射区だけ行えば、両足で30分もかかりません。

そのため、1週間に1回程度、両足で約30分間も行えば十分です。

1週間にたった30分だけでも、消化器官が改善し、ホルモンの分泌も良くなり、足の冷えも改善し、デトックス機能を高める事ができます。
その結果、完治までにかかる期間を大幅に短縮することができるようになるのです。

足裏マッサージの痛みについて

テレビ番組などで芸人さんが足裏マッサージを受けて「痛い痛い!」を連発しているシーンを見たことがある方は多いと思います。
そのため、足裏マッサージは「痛い」というイメージがある方も多いかもしれません。

ちなみに、私は指導者の先生に「痛ければ痛いほど効果がある」と説明を受けました。
痛いのは老廃物が固まっているからです。

その老廃物を足裏マッサージで取り除くことで、弱っていた臓器の機能が回復していくのです。

ただ、私が1年間行った感じでは、痛みと治癒力は比例しない事が分かりました。
いくら「痛い!」という信号を送っても、治癒力が伴わなければ、機能低下した臓器は回復しないからです。

テレビでの足裏マッサージは、あくまでもパフォーマンスに過ぎないはずです。
番組を面白くするために、痛くなるようにマッサージをしているだけなのです。

そのため、我慢できないほど強くマッサージする必要はありません。
押すと痛い場所がある場合、耐えられる程度の痛みで行っても、全く問題ないのです。

そして、強く押すことよりも大切なことは継続をする事です。
何年も機能低下していた臓器が、たった1回のマッサージで回復する訳がありません。

そのため、1週間に1回でも、半年以上、しっかりと継続していくことが大切なのです。
これは、足裏マッサージに限らず、どんな民間療法でも同じです。

足裏マッサージをする方法

足裏マッサージのやり方ですが、下記の本に詳しく記載されています。

足もみのバイブル 元祖「官足法」
※https://www.amazon.co.jp/dp/4341132695/

ただ、実際に本だけでマッサージを実践しようとすると、自分自身の反射区がよく分からないという問題に直面します。

その理由は、足の形は一人一人違うからです。
また、本には書いてありませんが、年齢によっても反射区の位置が変わります。

そのため、しっかりと内臓機能を高めたい場合は、講習会などに行くことをお勧めします。
オンライン講座もありますが、講師の先生に自分の足を見せて、反射区を教えてもらった方が確実です。

私の場合は合宿(初級編と中級編)にも行ったこともあり、15万円以上かかりましたが、日帰り講習は、1万円もしない場合が多いと思います。

ちなみに、初級編は自分自身で足裏マッサージを行うための講習。
中級編は他人の足裏マッサージを行うための講習。
上級編は足裏マッサージの講師になるための講習になります。

ただ、何万円もかけて、何時間も勉強したくないという方も多いと思います。
そのため、今後、私がはじめるカウンセリングの中で、希望者には私が足裏マッサージを行う予定です。

※足裏マッサージは鍼灸と違い、国家資格が必要なマッサージではありません。

念入りに全部の反射区を両足行うと、約1時間かかってしまいますが、アトピーに特化した反射区だけ行った場合は、両足で30分程度になります。

カウンセリングの受付はもうすぐスタートしますので、楽しみにしていて下さいね。

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