こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピー性皮膚炎の症状が発症するのは「原因」があるからです。
これは大人でも子供でも変わりません。
それでは、アトピーの原因を取り除くと、アトピーは完治するのでしょうか?
このページでは、「アトピーの原因を取り除くとアトピーは完治するの?」というご質問にお答えしていきます。
アトピーの原因を取り除くと、アトピーは治るの?
私がアトピーの原因を解明したのは、2020年です。
その時は、アトピーの症状が悪化していたため、すぐに「アトピーの原因」を取り除いた生活をスタートしました。
その結果ですが、予想に反して、何週間経っても、アトピーの症状は改善しなかったのです。
「アトピーの原因を取り除けば、アトピーが完治するはず!」と思っていたのですが、見事に裏切られました。
悪化したアトピーを完治させることは、簡単な事ではなかったのです。
しかし、これは、考えてみれば当たり前のことでした。
例えば、ブドウ糖果糖液糖や砂糖がたくさん入っている清涼飲料水を毎日何リットルも飲み続けて、2型糖尿病になったとします。(糖尿病には1型と2型があります。)
それでは、糖尿病になった原因である清涼飲料水を飲む事を辞めれば、糖尿病は治るでしょうか?
これは症状によって変わります。
初期症状の場合は、治る可能性がありますが、悪化している場合は「治りません」。
糖尿病が悪化すると、膵臓が致命的なダメージを受けています。
そのため、原因となったもの(清涼飲料水を飲む事)を辞めただけでは、そう簡単には治らないのです。
自然治癒力で治る範囲には限界があります。
その限界を超えれば、原因を遠ざけても、自然に治ることはないのです。
そのため、食事療法や運動療法などをして、強制的に身体の状態を回復させる必要があるのです。
症状によっては、薬を使用したり、民間療法を行う必要もあるのです。
アトピー性皮膚炎の場合も全く同じです。
発症している期間が短かったり、それほど悪化していない方は、アトピーの原因を取り除くだけで、アトピーが完治する可能性が高いです。
しかし、アトピーの症状が長期間でている方や、症状がかなり悪化している方、ステロイド剤を長期間使用している方は、アトピーの原因を取り除くだけでは、なかなか症状は改善しません。
その理由は、自然治癒力で回復ができる範囲を超えて悪化しているからです。
私の場合、アトピーの原因療法を行った時は、発症してから5年ほど経過していました。
そのため、原因を取り除いた程度では、アトピーの症状が改善しなかったのです。
どのような病気でも、初期症状の場合は、自然治癒力だけで回復できる可能性が高くなります。
しかし、重傷になればなるほど、自然治癒力だけでは回復することが難しくなるのです。
まとめ
私の場合、アトピーの原因を取り除いただけでは、症状が改善することがありませんでした。
その理由は3つ考えられます。
1つ目・・・発症してから5年も経過している事。
2つ目・・・アトピーの症状が軽傷とは言えないこと。
3つ目・・・年齢が50代なので若くない事。
アトピーが発症したばかりの場合、原因を取り除くだけで治るはずです。
また、自然治癒力で回復できる軽傷の場合も、原因を取り除くだけで治るはずです。
ちなみに、自然治癒力のピークは20代と言われています。
そのため、30代からは少しずつ、自然治癒力が落ちていきます。
私のアトピーの症状は、原因を取り除くだけでは治りませんでした。
しかし、自然治癒力が高い10代や20代の方なら、私と同じ症状でも、原因を取り除くだけで、完治できた可能性もあります。
ちなみに、アトピーの原因を取り除いた生活をしていても、アトピーの症状が全く改善しなかったため、「研究結果が間違っていたのかも?」と私の研究結果に疑心暗鬼になっていた時期がありました。
そのため、私の研究結果が本当に正しいのかどうかについて、3年間かけて、いろいろな角度から検証しています。
原因そのものが間違っている場合、「アトピーの原因療法」をいくら行っても、アトピーが完治することはありません。
しかし、症状が悪化している場合でも、運動療法や食事療法などの「補助療法」を一緒に行ってみたところ、下記の症状写真を見ると分かるとおり、アトピーは完全に治りました。
私の研究結果が間違っていない事は、下記の症状写真付きの記事で確認してみて下さいね。
アトピーの症状写真付きの記事
また、自然治癒力が高い10代や20代と違い、50代になると、自然治癒力がかなり落ちています。
そのため、高齢になればなるほど、治りにくくなることは確かです。
しかし、50代の私でも、しっかりと完治していますので、50代以下の方でしたら、アトピーの原因療法を行う事で、ほぼ間違いなく完治できるはずです。
長年、アトピーで苦しんでおられた方、現在、アトピーで苦しんでおられる方は、是非、希望を持って下さいね。
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