「原因療法」と「対症療法」の違いについて

「原因療法」と「対症療法」の違いについて

こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。

インターネットや書籍などで「アトピーの原因療法」についての記事を見かける事があります。

しかし、実際に内容を確認してみると「対症療法」しか書いてありません。
「対症療法」であるにも関わらず、「原因療法」と勘違いしているのです。

それでは、「原因療法」と「対症療法」はどのようにして見分ければいいのでしょうか?

このページでは、アトピーの「原因療法と対症療法の違い」についてお伝えしていきます。

「対症療法」と「原因療法」の見分け方について

なぜ「対症療法」であるにも関わらず「原因療法」という言葉を使っている方がいるのでしょうか?

その理由は、アトピーの本当の原因を知らないからです。
アトピーの原因を知っていれば、その療法を「原因療法」と間違える事はありません。

それでは、「対症療法」と「原因療法」はどのようにして見分ければいいのでしょうか?

見分け方 その1

1つ目は、アトピーの患者がいない「インド人」に当てはめてみることです。

インド人がアトピーにならないのは「ステロイド剤を塗っている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「漢方薬を飲んでいる」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「マッサージをしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「食事制限をしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「断食をしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「酸性水を使っている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「サプリメントを飲んでいる」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「栄養がしっかり取れている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「オーガニック食をしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「糖質制限をしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「温泉湯治をしている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「整体や鍼灸で身体を整えている」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「衛生環境が良い」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「家の中にダニがいない」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「家の中にカビがない」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「細菌やウィルスがいない」からでしょうか?
インド人がアトピーにならないのは「筋トレや有酸素運動をしている」からでしょうか?

この質問に当てはまる場合は「原因療法」の可能性がありますが、上記はすべて違います。
このように考えると、ほとんどが「原因」とは全く関係がない事をして、痒みを抑えたり、皮膚の症状を改善している事が分かります。

つまり、原因とは全く関係がない事をしているのが「対症療法」になります。

もちろん、インド人ではなく、日本の「昭和初期」「大正時代」「明治時代」に当てはめてみてもいいと思います。

見分け方 その2

2つ目は、「何を食べても痒くならない身体になる」かどうかです。

「ステロイド剤を塗る」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「漢方薬を飲む」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「マッサージをする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「食事制限をする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「断食をする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「酸性水を皮膚に塗る」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「サプリメントを飲む」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「栄養がしっかり取れる」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「オーガニック食をしている」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「糖質制限をする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「温泉湯治をする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「整体や鍼灸で身体を整える」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「衛生環境が良くなる」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「家の中にダニがいない」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「家の中にカビがない」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「細菌やウィルスがいない」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?
「筋トレや有酸素運動をする」と、何を食べても痒くならない身体になるでしょうか?

この質問に当てはまる場合は「原因療法」の可能性がありますが、上記はすべて違います。

アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚だけにでるのではありません。
皮膚の症状が悪化するにつれて、消化器官も一緒に弱っていきます。

食べると痒くなるものが増えていくのは、消化器官が弱っていくため、食べたものをしっかりと消化できなくなるからです。

もちろん、原因療法をすると、何を食べても痒くならない身体になっていきます。
最終的には、甘い物を食べても、痒くならない身体になります。

逆に、食事制限を辞めると痒くなる場合は、「対症療法」になります。

見分け方 その3

3つ目は、「手足の冷え」が改善できるかどうかです。

「ステロイド剤を塗る」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「漢方薬を飲む」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「マッサージをする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「食事制限をする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「断食をする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「酸性水を皮膚に塗る」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「サプリメントを飲む」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「栄養がしっかり取れる」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「オーガニック食をしている」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「糖質制限をする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「温泉湯治をする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「整体や鍼灸で身体を整える」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「衛生環境が良くなる」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「家の中にダニがいない」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「家の中にカビがない」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「細菌やウィルスがいない」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?
「筋トレや有酸素運動をする」と、手足の冷えが改善できるでしょうか?

この質問に当てはまる場合は「原因療法」の可能性がありますが、一部を除いてすべて違います。

アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚だけではありません。
アトピーの症状が悪化するにつれて、手足を中心に、身体が冷えやすくなります。

もちろん、原因療法をすると、手足の冷えが改善できます。
しかし、手足の冷えが改善できない場合は、「対症療法」になります。

ちなみに、「温泉湯治」や「マッサージ」や「有酸素運動」など、強制的に手足の冷えを改善する療法もあります。
しかし、一時的にしか過ぎないため「対症療法」になります。

手足の冷え

「原因療法」と「対症療法」の違いについて

原因療法は「対症療法」とは違います。
それでは、「原因療法」とは一体、どのような療法なのでしょうか?

一言で言えば「体内のエネルギー量を上げる療法」になります。

皮膚に症状がでているのは、丈夫な皮膚を作るだけのエネルギーが不足しているからです。
エネルギーが足りていないため、いくらタンパク質や栄養を摂っても、丈夫な皮膚を作ることができないのです。

そして、タンパク質や脂質を食べると痒くなるのは、食べたものをしっかりと消化するだけのエネルギーが不足しているからです。
消化不良の状態で体内に吸収されるため、痒くなるのです。

また、手足が冷えているのは、末端である手足の体温をエネルギー不足で維持できないからです。

つまり、アトピー性皮膚炎の「根本的な原因」である「体内のエネルギー不足」を解消する療法が、アトピーの「原因療法」になります。

そして、皮膚の痒みや炎症が改善するだけではなく、手足の冷えも改善し、眠れない場合は熟睡ができるようになり、健康な人と同じものが食べられるようになるのが「原因療法」になります。

それでは、「対症療法」とは、一体、どのような療法なのでしょうか?

それは「原因療法」とは逆の療法になります。
皮膚の痒みや炎症が改善したとしても、手足の冷えが改善せず、睡眠の質も改善できず、健康な人と同じものを食べる事ができない状態が続くのが「対症療法」になります。

また、8割まで改善した後、残りの2割がなかなか改善することなく、ずっと一進一退が続いているのも対症療法になります。

「対症療法」は、あくまでも症状を抑えているだけに過ぎません。
根本的なアトピーの原因が完治の足を引っ張っているため、一進一退が続き、完治に至らないのです。

対症療法でも完治する人がいるのはなぜ?

対症療法でも皮膚が綺麗になっている写真を掲載しているホームページは多いですよね。

私は温泉療法の会社に4年間勤めていましたが、実際にアトピーが完治した方をたくさん見ています。
もちろん、温泉湯治は「対症療法」の1つです。

それでは、なぜ、対症療法でも完治する方がいるのでしょうか?

インド人は誰も「アトピーの原因」を知りません。
しかし、アトピーの原因を知らなくても、アトピーにならない生活を送っているため、インド人はアトピーになりません。

これと同じで、対症療法を行っている方は「アトピーの原因」を知りません。
しかし、アトピーの根本的な原因を知らなくても、対症療法を行っている時に、アトピーにならない生活を送っていれば、軽傷の場合はアトピーが完治するのです。

ステロイド剤を使っていても、アトピーが完治する人がいるのは、このような理由からなのです。

ステロイド剤を使用している時に完治すると、お医者様も患者様も「ステロイド剤を塗ってアトピーが治った!」と思い込んでしまいます。
しかし、完治した本当の理由はステロイド剤を塗った事ではないため、同じお医者様に同じステロイド剤を処方してもらっても、同じようにアトピーが完治する訳ではありません。

そのため、同じ治療を行っているにも関わらず、誰でも同じ結果がでないのです。
「なぜあの人は治ったのに、私だけが治らないの?」と悩んでいる方が多いのはそのためです。

これは、民間療法でも同じです。

民間療法の説明を詳しく聞いて、皮膚が綺麗になった症状写真を見ると、「この民間療法なら痒みから解放され、私の皮膚も綺麗になるかも?」と思ってしまいます。
しかし、同じ民間療法を行っても、症状写真のように、綺麗な皮膚になるとは限りません。

症状が改善されない場合、「続けていれば治る」という説明を受ける場合が多いと思います。
しかし、続けていても症状が改善されない場合が多いのは、一時的な対症療法に過ぎないからです。

対症療法でも完治する人と完治しない人の違いは、体質などの違いではありません。
対症療法をしている間に、アトピーの原因を取り除いた生活を送っていたか、送っていなかったかの違いなのです。

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アトピーの原因療法アトピーの民間療法

コメント

  1. 牛飼 より:

    対処療法なんて言葉はありませんよ
    ちゃんと調べて書いてくださいね

    • 齋藤 奈穂樹 より:

      漢字の間違いのご指摘ありがとうございました。
      先ほど、変更完了いたしました。
      また、間違えている所などございましたら、ご指摘をよろしくお願い致します。

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