こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピーの方は身体が冷えている方が多いですよね。
一般的には「冷え性」と呼ばれていますが、なぜアトピーの症状がある方は、身体が冷えるのでしょうか?
このページでは「アトピーの方が冷え性になる理由」について、お伝えしていきます。
冷え性の症状について
「冷え性」の症状がある方は、夏でも身体が冷えている方が多いです。
そのため、夏でも「冷たい飲み物」を飲むことができなかったりします。
私はアトピーの症状がでている時は、夏の暑い日でも身体が冷たいものを受け付けませんでした。
かき氷を食べたことがありますが、すぐに下痢になったほどです。
そのため、外出中に喉が渇いた時は、夏は自動販売機では冷たい飲み物しかないため、コンビニで「ホット」のコーヒーやお茶を購入していました。
最近は「常温」の水やお茶が売っているコンビニもありますので、常温の飲み物がある時は、常温の飲み物を購入する場合もあります。
もちろん、カフェに入った時は「ホットコーヒー」を注文します。
それほど、夏の暑い日でも、冷たい飲み物を飲みたいとは全く思わないのです。
冷え性の症状は、身体が冷えるだけではありません。
冷たい飲み物や冷たい食べ物も身体が受け付けなくなるのです。
そして、冷たい飲み物を飲んだり、冷たい食べ物を食べたりすると、お腹を壊してしまう事が多くなるのです。
なぜ、冷え性になるの?
アトピーの症状がでている場合、身体が冷えている場合が多いです。
体温計で測ることができる体温はもちろんのこと、体温計で測ることができない「深部体温」も低い場合が多いです。
その原因は、医学的には「自律神経失調症」とされています。
自律神経が弱っているため、体温調節ができなくなっていると考えられているのです。
しかし、私は自律神経の異常ではないと考えています。
もし、自律神経の異常が原因で体温調節ができない場合、低体温だけではなく「高体温」になる方も多くなるはずですが、アトピーの方で「高体温」の方は、私が調べた限りでは、誰もいません。
「低体温」で共通しているのです。
これは、「低体温」にしないといけない理由があるからと考えられます。
それでは、なぜアトピーの症状がある方は「低体温」になるのでしょうか?
その理由は、体温を上げれば上げるほど、身体は大きな「エネルギー」を使わないといけないからです。
エアコンの暖房で部屋の温度を上げれば上げるほど、電気がたくさん必要になるのと同じです。
アトピーの症状がある方は、正常な皮膚を作るためのエネルギーが足りないほど、全体的なエネルギーが体内に不足しています。
そのため、体温を下げて、エネルギーの節約をしているのです。
スマートフォンでもエネルギーを節約する「省エネモード」があるように、身体にも「省エネモード」があります。
そして、アトピーの症状がある方は、エネルギーを節約する「省エネモード」になっているため、夏でも身体が冷えている事が多いのです。
ちなみに、体温計で計測しても、体温が低くないにも関わらず、冷えを感じる場合もあると思います。
この場合は、身体の表面の体温ではなく、脳や内臓などの「深部体温」が低下していると考えられます。
身体の機能を正常に保つためには、深部体温の方が高くないといけないため、深部体温が低下している場合は、身体が深刻なエネルギー不足に陥っていると考えられます。
まとめ
医学的には、冷え性は「自律神経失調症」とされています。
しかし、自律神経失調が原因で体温調節ができない場合、高体温になる方も多いはずですが、アトピーの方で高体温の方はほとんどいません。
その理由は、体温を高く保つためのエネルギーがないからです。
自律神経は体内のエネルギー量に応じて、体温を調節しているのです。
つまり、自律神経は正常に働いていると考えられます。
そして、冷え性の症状がでるのは、体内のエネルギーが不足しているため、自律神経が体温を高く設定する事ができないのです。
まとめると、アトピーの症状がでている方は、体内のエネルギー量が不足しています。
そして、体温を上げるためには、大量のエネルギーが必要です。
そのエネルギーを節約するために、低体温になっているのが「冷え性」の大きな原因なのです。
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