こんにちは。
アトピー研究家の齋藤です。
アトピーの原因療法をすれば、どれくらいで完治できるのでしょうか?
これは、もちろん、人それぞれ違います。
短期間で完治する人もいれば、長期間かかる人もいます。
それでは、どうやってそれを見分ければいいのでしょうか?
このページでは「アトピーの完治にかかる期間が分かる5つの方法」について説明していきます。
「身体の冷え」で見分ける方法
アトピーは皮膚に症状がでていますが、根本的な原因は「体内のエネルギー不足」になります。
つまり、「体内のエネルギー残量」で完治にかかる期間が分かります。
それでは、「体内のエネルギー残量」はどうすれば知ることができるのでしょうか?
1つ目の方法は「身体の冷え」になります。
体内のエネルギーが不足すると、体温の低下が始まります。
その理由は、体温を維持するためには、多くのエネルギーが必要になるからです。
暖房に高額な電気代がかかるのと同じです。
ほとんどの場合、最初に「手足」の冷えを感じるようになります。
その次に「お腹」の冷えを感じる場合が多くなります。
身体の冷えがあまりない場合は、完治にかかる期間が短く、冷えが強い場合は、完治にかかる期間が長くなります。
入浴などで身体を温めることがアトピーに良いと言われているのは、体内のエネルギーの消耗を抑える事ができるからです。
つまり、身体を温めると、体内のエネルギーを節約する事ができます。
ただし、体内のエネルギー残量を増やすことができません。
身体を温めるだけでは、アトピーが完治できない場合が多いのはそのためです。
「食事」で見分ける方法
2つ目の方法は「食事」になります。
何を食べても痒くならない場合は、消化能力に余裕がありますので、体内のエネルギー残量には余裕があります。
しかし、体内のエネルギーが不足すればするほど、消化器官もエネルギー不足になり、消化能力が低下していきます。
アトピーの症状が悪化すると、何を食べても痒くなるのは、食べ物を消化するためのエネルギーが不足している結果なのです。
そのため、何を食べても痒くならない場合は、完治にかかる期間が短く、痒くなる食べ物が多くなればなるほど、完治にかかる期間が長くなります。
ちなみに、食事療法をすると、アトピーの症状が改善できるのは、消化に使うエネルギーを節約することができるからです。
例えば、お肉や油は消化器官に負担がかかり、エネルギーを大量に消費してしまいます。
そのため、お肉や油などを食べない食事をすることで、胃腸などの消化器官に使うエネルギーを節約すると、アトピーの症状の悪化を防ぐことができます。
ただし、食事療法をしても、体内のエネルギー残量を増やすことができません。
食事療法を何年しても、アトピーが完治に至らない場合が多いのはそのためです。
「ステロイド剤の使用期間」で見分ける方法
3つ目の方法は「ステロイド剤」の使用期間です。
ステロイド剤を使用していなかったり、使用期間が短い場合は、体内のエネルギー残量に余裕があります。
しかし、ステロイド剤を長期間使用すると、体内のエネルギー残量が激減している場合が多いです。
そのため、ステロイド剤の使用期間が短ければ短いほど、完治にかかる期間が短く、長ければ長いほど、完治にかかる期間が長くなります。
それではなぜ、ステロイド剤を長期間使用すると、体内のエネルギー残量が激減するのでしょうか?
アトピーの症状が悪化しても、実はアトピーをすぐに治す程度のエネルギーは残っています。
その理由は「緊急用」のエネルギーを体内に温存しているからです。
「緊急用」のエネルギーは、生命に危険が訪れた時のために蓄えているものですので、通常は使われる事がありません。
しかし、ステロイド剤は、その緊急用のエネルギーを使って、皮膚の炎症を治すように指示するのです。
最初は緊急用のエネルギーに余裕がありますので、ステロイド剤を初めて塗ると、すぐに痒みは治まり、皮膚も綺麗になっていきます。
しかし、塗れば塗るほど、緊急用のエネルギーがなくなっていきます。
その結果、皮膚を治すためのエネルギーがどんどんとなくなっていき、同じようにステロイド剤を塗っても、最初に塗った時と同じような効果がでなくなっていきます。
つまり、ステロイド剤は、体内のエネルギー残量を減らしてしまう薬なのです。
いくらステロイド剤を塗っても、体内のエネルギー残量を増やす事ができません。
ステロイド剤を何年塗っても、アトピーが完治しない方がいるのは、そのためです。
「皮膚の色」で見分ける方法
4つ目の方法は「皮膚の色」です。
皮膚の新陳代謝が活発な時は、夏に日焼けをしていても、冬になると白い皮膚に戻ります。
冬になると紫外線が弱くなりますので、スキーやスノボなどをしなければ、どんどんと日焼けが消えていきますよね。
しかし、皮膚の新陳代謝のスピードが落ちてくると、冬になっても、白い皮膚に戻らなくなります。
アトピーの症状がない場合でも、40代になると、冬になっても日焼けが完全に消えなくなる場合が多くなります。
これは、老化によるものですが、皮膚の新陳代謝が遅くなったからです。
皮膚の新陳代謝が遅くなればなるほど、皮膚にできた傷の治りが遅くなります。
アトピーの症状がある場合は、皮膚にできた炎症の治りが遅くなります。
そのため、冬になっても、白い皮膚に戻らなくなってきた場合は、白い皮膚に戻っていた時期と比べると、大幅に完治までの時間が長くなります。
つまり、日焼けした皮膚が白い皮膚に戻るまでの期間で、完治にかかる期間が分かります。
ちなみに、私の場合、40代の時に発症して5年以上治らなかったアトピーを原因療法を行う事で、たった3ヶ月間で完治させています。
もし、冬になると白い肌に戻っていた30代だったら、1ヶ月で完治できたと思います。
アトピーの原因療法を行う場合は、皮膚の新陳代謝が早い年齢の時に行うと、完治までの期間が短くなるのです。
また、冬になっても白い皮膚に戻らなくなるのは、老化だけが原因ではありません。
ステロイド剤を長期間使用した場合でも、ステロイド剤の副作用で、皮膚の色が赤黒く変色する場合があります。
皮膚の色が赤黒く変色する原因の1つは、皮膚の新陳代謝が遅くなっている事です。
そのため、皮膚の変色が大きければ大きいほど、皮膚にできた炎症が治るまでの時間もかかるようになります。
また、40代以降になると、赤黒く変色した皮膚は、白い皮膚に戻らなくなる可能性が高くなります。
そのため、ステロイド剤の副作用による皮膚の変色がある場合、若ければ若いほど、原因療法で白い皮膚に戻る可能性が高くなります。
「年齢」で見分ける方法
5つ目の方法は「年齢」です。
40代からは「体内のエネルギー残量」が少しずつ減ってきます。
若い頃は徹夜しても大丈夫だった身体でも、徹夜ができなくなります。
また、お酒をたくさん飲んでいた方でも、お酒が飲める量が減っていきます。
「体内のエネルギー残量」が減っていくと、身体に負担がかかる事ができなくなってくるのです。
同時に「体内のエネルギー残量」を増やすスピードも遅くなっていきます。
若い時は、一晩寝れば回復した疲れでも、一晩だけでは疲れがなかなか取れなくなっていくのはそのためです。
その結果、同じように原因療法を行っても、体内のエネルギー残量が10代や20代の頃のように、「急速充電」ができなくなっていくのです。
そのため、完治にかかる期間が10代や20代の頃と比較すると、40代になると2倍、50代になると3倍の期間がかかるようになります。
もちろん、個人差は大きいですが、年齢でも、完治までにかかる期間がある程度分かるようになります。
私の場合、5年以上治らなかったアトピーを3ヶ月で完治させましたので、薬を使用していない場合は、50代でも完治までに長期間かかる訳ではありません。
ただ、60代に関しては、私が検証できないため、アトピーが完治できるという保証はできません。
エネルギー残量を増やすスピードが遅くなり、エネルギーの消耗も早くなるからです。
それでも、原因療法をすることで、アトピーの進行を抑えることはできます。
これは、60代になってから癌になり、病院に行かなくても、自然療法などで悪化を止めている方がたくさんいらっしゃるからです。
なぜ「癌」の例を出したのかと言うと、アトピーと癌の根本的な原因は同じだからです。
逆に言えば、アトピーの原因療法をすることは、癌の予防になります。
また、既に癌の症状がある方でも、癌の悪化を食い止める事ができるのです。
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